釈放後も監視下で、家族の居る日本へ帰れないトフティさん。「11年間子供と待っていた。納得できない」と妻のラビアさん。
トフティ・トゥニヤズさんhttp://web.amnesty.org/appeals/index/chn-010802-wwa-eng

@NHK 妻のラビア・トフティさん
ウイグル族の歴史学者、トフティ・トゥニヤズ[トホティ、テュニヤズ、TOHTI TUNYAZ、托和提、?乎提] が2月10日にウルムチ第三監獄から刑期満了で釈放された。彼は、『[中華人民共和国]刑法』第111条と第103条の「国家秘密不法探索」罪と「国家分裂煽動」罪により11年間も投獄されていた。
しかし、10日早朝、釈放されたとは言え、出迎えた日本人の記者のみならず大学関係者にさえ会わせず、公安警察に連れられ実姉とともに故郷の実家へ向かわされた。妻のラビア・トフティは日本国籍を2月4日付で取得した。アムネスティでは、現在、状況をモニターしており、彼の妻と連絡を取っている。
今後、妻と二人の子どもの住む日本へ、トフティ・トゥニヤズを如何に呼び戻せるかが重要となってくる。
中国での逮捕に先立つ1998[平成10]年2月11日、トフティ・トゥニヤズは、日本の東京大学の大学院生であった。彼は、中国の少数民族政策を専攻しており、郷里である新疆に帰省し、1949年の中華人民共和国成立前の地方史、特に1944年から1949年の「東トルキスタン共和国」期間という自らの研究テーマのための資料集めをしていた。彼は、この帰郷の際に逮捕され、1999年3月、ウルムチ中級法院[地裁]より懲役11年の有罪判決を受けた。その後、彼の上訴は受け入れられず、原判決が維持され、刑が確定した。
アムネスティは、彼を良心の囚人と見なし、即時無条件の釈放を求めてきた。
<以下、参考資料=他メディア情報>
妻のラビア・トフティさんは、
「出獄してさえトフティは全面的な自由ではない。トフティは行きたいところへどこにも行けない。トフティは政府と共産党を賞賛することを強いられているのかもしれない。」「三ヶ月前、当局は私に何回も日本から戻るように求められた。当局は夫に高い給与の職を約束した。当局は私にも高給の職を与えるだろうと言った。」「『あなたの日本での生活はとても難しい。戻るべきだ』と彼らは言った。『戻ればすばらしい生活を送れるだろう、親族と一緒によい生活をだ。』
【香港発RFA 2009年2月10日】
http://www.rfa.org/english/news/uyghur/prison-02102009160614.html
今後も中国で監視か 釈放のウイグル男性 警察、実家に移送
東大大学院に留学中の一九九八年二月、一時帰国した中国で投獄され、十日に釈放されたウイグル人男性、トフティー・トゥニヤズ氏(49)に対し、中国当局は今後も国内での監視を続け、妻ラビヤさん(45)と二人の子どもが住む日本に戻ることを認めない方針とみられる。
日本人支援者によるとトフティー氏は昨年末、さいたま市に住むラビヤさんに「中国に帰る準備をしてほしい。政府が面倒を見てくれる」と電話した。当局が受刑者に国際電話を認めるのは異例で、発言を強要された可能性がある。
十日の釈放時も、トフティー氏は刑務所前で日本人支援者と対面できず、警察車両で新疆ウイグル自治区西部の実家へ移送された。同氏が潔白を訴えて国際社会の注目が集まることを恐れる当局は、同氏を外国人と接触させず、家族も中国に引き戻そうとしている。
一方、ラビヤさんは近く日本国籍を取得する見通し。東大もトフティー氏の復学を求めている。同氏の釈放について積極的な発言をしてこなかった日本政府が、日本人配偶者の問題として中国側に働きかければ、情勢が変わる可能性がある。
【東京新聞2009年2月11日】
<手紙書き例文>
請願書[?愿?]
年 月 日
拓和提(トフティ、TOHTI Tunyaz)さんが、刑期満了で2009年2月10日に釈放されたことを歓迎します。彼は、日本の東京大学で学んでいる歴史学者です。中国も批准している、市民的及び政治的権利に関する国際規約(國際規章)第12条(住址,按照移動及出國的自由)に基づき、拓和提さんに対するすべての制限を撤廃し、日本に居る家族と一緒になれるように、お願い申しあげます。
敬白
[葉書:中国70円、国内50円]
<宛先>
(中国国家主席)
中国 100017
北京市 永内西街
国務院辨公室
国家主席
胡錦涛 主席 收
(中国総理)
中国100017
北京市 西城区 府右街2
国務院
温家宝 総理 收
(中国共産党新疆委員会書記)
中国 烏魯木齊市
中国共産党
新疆維吾尓自治区委員会
王樂泉 書記 收
<コピーの宛先>
(駐日中国大使)
106-0046
東京都港区元麻布3-4-33
中国大使館 特命全権大使
崔天凱 閣下
トフティ氏関連アムネスティ文書:
NWS 22/002/2002, 2002年8月1日、
<Uighur historian behind bars(鉄格子の中のウイグル歴史学者)>
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGNWS220022002?open&of=ENG-CHN
2002年9月、同上更新、
(アムネスティ公開文書『中国の“テロとの闘い”という迫害から逃れるウイグル』ASA17/021/2004、
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGASA170212004?open&of=ENG-CHN
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アムネスティ日本『情報定期便』2009[平成21]年 4月號「中国」