新疆ウイグル・死亡事件の調査と 平和的な抗議行動参加者の釈放を
    

Chinese police assemble opposite protestors, Urumqi, Xinjiang region, 5 July 2009

抗議の鎮圧に駆けつける武装警察の姿/中国新疆ウイグル自治区ウルムチ 20097 5

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アムネスティ・インターナショナルは、ウルムチの当局に対し、自らの意見を平和的に表現し、表現、結社、集会の自由を行使したた75日に拘束された者すべてを直ちに釈放するよう要請する。同地域で起こった抗議行動の後、数百人が逮捕されたとみられ、最大で140人が殺害され、816人が負傷したと伝えられている。

「中国当局は、これまでも繰り返しイスラム教徒であるウイグル人社会の権利を押さえつけてきており、今回の出来事はそのような中での衝撃的な1例にすぎない」と、アムネスティ・インターナショナルのアジア太平洋部副部長ロージーン・ライフは述べた。

「当局は、現在拘禁中の平和的な抗議行動参加者すべてを直ちに釈放しなければならない」アムネスティは、透明性のある調査を行い、治安部隊の隊員であれ民間人であれ、今回の暴力と死亡事件の責任を問うために公正な裁判を実施するよう求める。
また、ロージーン・ライフは、中国国内からの情報として、司法当局から多くの人権派弁護士に対し、雇用主の法律事務所を通じて新疆ウイグル自治区での大規模暴動関連の弁護を引き受けてはならないと警告が発せられてており、「弁護士への脅迫は、公正な裁判や法手続きを損ねる」と批判した。


背景情報
抗議行動は、2人が死亡した広東省韶関市工場での暴力沙汰に対し政府が何ら行動を起こさなかったことに抗議して、平和的なデモから始まったと伝えられている。626日、新疆ウイグル自治区内で募集されて来たウイグル人がいる工場において、ウイグル人労働者数百人と漢民族の労働者数千人が衝突した。警察は、同工場を解雇された男を拘束したと伝えられている。この男が流したうわさにより、激しい衝突が引き起こされたという。広東省におけるこの暴力事件に対する政府の対応は、ウェブサイトやインターネットコミュニティ上の事件に関する情報を遮断することであり、衝突事件に関連する投稿を削除するよう指示するというものだった。

目の前の暴力の発生に対応すること以上に、当局は、緊張を高めることになった諸問題に対処する必要がある。1980年代からウイグルは組織的で大規模な人権侵害の標的となっていた。これらの人権侵害には、恣意的な拘禁や投獄、隔離拘禁、そして宗教の自由、文化的・社会的な権利に対する厳しい制限などが含まれている。

510日に ユスフジャンおよびメメットジャンと他の5人の学生が宗教上の問題を話し合うために新疆大学で会議を開いていた。10人以上の私服警察官を連れた現地の国内治安警察の2人の制服警察官によって会議は中断され、7人は全員手錠をはめられ、尋問のため連行された。地方政府は政府が雇用しているすべての職員と18歳以下の子どものモスクでの礼拝を禁ずることを含む厳しい制限を宗教活動に課している。

ウイグル語の使用制限、宗教の自由への厳しい制限、新疆ウイグル自治区への漢民族移住者の継続的な流入などの中国政府の政策は、ウイグル人の慣習を破壊し、雇用上の差別もあいまって、不満と民族的緊張をたきつけることとなった。中国政府は攻撃的なキャンペーンを展開し、その結果、数千人のウイグル人が、自らの権利を平和的に行使したために「『テロリズム』、分離主義、宗教上の過激主義」の容疑で逮捕され恣意的に拘禁された。

<手紙書き例文>

請願書[??]

              年   月   日

                                  

 今回の騒乱に関連して、自らの意見を平和的に表現し、表現、結社、集会の自由を行使

したために拘束されたすべての人々を直ち[立刻??]に釈放してください。 国内お

よび海外のメディア[媒体]が現地に入り、自由に取材することを制限しないよう保証してください。

今回の事件について、透明性のある調査を直ちに実施してください。国際人権基準[人士?

標準]を尊重し、公正な裁判を実施し、被拘禁者が拷問や虐待を受けないよう、弁護士[

?]や家族と面会することを認め、必要な医療措置が与えられることを保証してください。

固有の文化を享受し、自分の信仰を持ち、自分の言語を使用するというウイグル人の権

[?人的?]を尊重し保護してください。また、新疆大学生ユスフジャン(Yusufjan,約瑟

福江) メメットジャン(Memetjan, ??提江)直ちに無条件で釈放してください。

敬白 

  

署名            

[葉書:中国70  国内50円]

<宛先>

(中国国家主席)

中国 100017
北京市 永内西街
国務院辨公室

国家主席

胡錦涛 主席 收

(中国総理)

中国100017
北京市 西城区 府右街2
国務院
温家宝 総理 收

(新疆ウイグル自治区公安庁庁長)

中国 830001
    烏魯木斉
    黄河路58
    新疆維吾爾自治区公安庁庁長
    柳耀華庁長  収

<コピーの宛先>

(駐日中国大使)
      106-0046
      東京都港区元麻布3-4-33
      中国大使館 特命全権大使
      崔天凱 閣下
       info@china-embassy.or.jp




関連アムネスティ文書:

アムネスティ発表国際ニュ−ス

2009710

<中国:当局がウイグル騒乱後の取り締まりを強化>

2009 7 6

<中国:死亡事件の調査と平和的な抗議行動参加者の釈放を>

(アムネスティ緊急行動文書、

UA 158/09 ASA17/028/2009

(2009618)

<中国・拷問と虐待の恐れ・新疆大学学生ユスフジャン メメットジャン>

日本支部公開書簡

(2009 7 8)

<新疆ウイグル自治区:
 
非暴力で抗議行動を行なった者の即時釈放と透明性ある調査を求める>

手紙書きの期限:透明性のある調査と非暴力の被疑者の釈放が実施されるまで
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アネスティ日本『情報定期便』2009[平成21]年 8月號「中国」