「会場には30分ほど遅れて到着した。彼については柔道家ということもありもっとコワモテかと予想していたが全く違った。聡明な感じで、良い意味での弱さすら感じさせた。そして僕にはアゼルバイジャン系イラン人にあたる在日難民の知り合いがいるが、彼の白い顔とグレーの髪は、彼と同じ民族的特徴であることがすぐに見て取れた。
講演は(当然ながらだが)極限状況下での医療活動がスライドと共に淡々と紹介されていた。周囲にロシア軍による地雷が敷設される中を突っ切っての脱出を強いられる人々、医療に必要な器具類も底を尽き、大工仕事用の糸ノコで手足を切断手術する状況、また医療用具にアルコールを垂らし、火をつけて消毒する様子…。またチェチェン戦争がもたらした深刻な環境汚染や、出生時の先天的障害率の高さ、視覚ないし聴覚に障害を抱える子供が40%にも上ることが述べられ、氏は「何とか、民族の未来を担う子供たちだけでも救いたい…」と強調していた。僕はいつした、かつて岩波ホールで観た映画『大地と自由』の冒頭シーンを思い起こしていた。
当日来られていた、視覚障害者であり精神科医を目指す大里晃弘さんも、熱心にダウンの子供が多いと述べられたことなどについて質問していた。彼は講演会の後、会場で販売された『誓い』などのチェチェン関連書籍を携えて帰っていった。」
『ノッポの日記』
http://nopposan.cocolog-nifty.com/blog/
【関連情報】
チェチェンの惨状、新生児の3割に障害…来日医師訴え[11/19 読売]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061119i415.htm?from=rss
『JANJAN』11月18日
チェチェン人医師の訴え「子供を避難させなくてはならない」(田中龍作)
http://www.janjan.jp/world/0611/0611174834/1.php
バイエフさんの講道館での初稽古。画面右肩の「スライドショ−」をクリック!
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?key=938514&un=65958&m=2&s=0


