日光白根山 & 男体山 (2578m)  (2486m)

日光白根山     5月29日(土)


駐車場位置

  日立南IC(5:30発) = 常磐・北関東・東北道 = 日光清滝IC(7:05)菅沼登山口(7:50−8:05)
= 日光白根山ロープウェー駐車場(8:20着)
 


 山麓駅(8:40発) → 山頂駅(8:55)→ 白根山山頂(11:20−11:35) → 五色沼非難小屋(12:15−12:55) → 五色沼(13:00−13:15)→ 弥陀ヶ池(13:45−14:00)→ 座禅山鞍部(14:10−14:30) → 七色平北分岐(14:50)→ 山頂駅(15:20−15:45))→  山麓駅(16:00−16:15) =菅沼登山口(16:20−17:15)= レークサイド佐野 (17:50着)

動画 五色沼湖畔


樹林帯の登り

 別パーティーを菅沼登山口で降ろす。
 ロープウェー山頂駅を出ると右手の高台の上に足湯がある。 反対の左方向に進むと、正面に白根山の雄姿が大きく望める。
 左の二荒山神社に一礼してすぐ、鹿柵の鉄扉を抜けると樹林帯の登山道となる。
 山道はすぐに残雪に覆われ歩きにくい。
 雪の急斜面を登り「大日如来」像を過ぎると大日如来(七色平南)分岐を通過、ここから本格的な登山道となる。

 残雪が深い場所では踏み抜きに注意して進む。雪に埋まった灌木帯の幅広い谷を直登し、更に少し登ると山頂南西側の稜線に出る。
 石屑が多いガレ場の登る。濃霧の中で注意深く道を探しながら進んで行く。やがて、小祠が立つ山頂の一角に到着するが、深い霧に覆われて視界は全く利かない。後ほど判明するが、小祠は南峰ピークにあり、本峰はその1つ北側のピークである。
 行動食を取りつつ視界の回復を待つが、一向に明るくならないので、五色沼方面へ下る。

避難小屋へ下る

五色沼湖畔

 山頂南側の平らな火口丘を横断して、東南東へ下って行く。熔岩ドームの壁面を成す急斜面をジグザグに下る。途中に急な雪渓のトラバースなどもあり、なかなか気を許せない。
 緩い斜面の灌木帯に入ると、一面の雪原で道が不明瞭となり、目印を探しながら進む。やがて下方に道標が確認できる。そこまで下ると左に五色沼避難小屋が望める。
 小屋で昼食を摂る。
 雪に埋まる沢を下り行くと、間もなく五色沼が姿を現す。東側湖畔には雪渓が落ち、沼の中に白く雪塊を写している。

 湖畔を後にして弥陀ヶ池方向へ進む。比高約100mの緩斜面の登りだが、雪が深く結構厳しい斜面である。平らな鞍部を過ぎて弥陀ヶ池の岸へと下る。
 その後、白根山と座禅山の間の鞍部まで登り、さらに右手の座禅山にうが、雪上の道が途中で判別不能となり、少し斜面を下った地点で引き返すことにする。座禅山南側の鞍部まで戻る。
 鞍部から西方の七色平へ向けて、雪に覆われた樹林帯の斜面を下る。やがて緩斜面となり道標が立つ七色平北面の分岐点に到る。


弥陀ヶ池からの白根山

「足湯」からの白根山

 分岐を左に折れて大日如来方面に進む。周囲は一面の雪原であり、目印を確認しながら進む。
 南の樹林の中にはログハウス風の七色平避難小屋が立つ。小屋の前を通過して南へ進み緩く登ると今朝通過した大日如来(七色平南)分岐に到る。
 山頂駅では、靴を脱ぎ「足湯」に浸かって足の疲れを癒す。足湯からは東方の正面に日光白根山が大きく望める。
 時折雲が流れるものの
霧が晴れて、熔岩ドームの全貌を現した。



五色沼


座禅山からの白根山
 
男体山   5月30日(日)


駐車場位置

 レークサイド佐野(8:10発) =志津乗越駐車場(8:40−8:55)→  志津小屋 (9:00) →
二合目(9:10) → 六合目(10:20)→ 九合目(11:00) → 男体山山頂(11:15−12:20) →
四合目(13:20)→ 志津乗越駐車場(13:50着)


登山口よりの男体山
 舗装された裏男体林道を走り、男体山と大真名子山との鞍部となる志津乗越に向かう。
 「男体山登山口」の標柱を確認して樹林帯に入り、志津小屋に向かう。間もなく広場に出る。左手に小さな社の二荒山神社志津宮、その先の右には志津宮の社務所を兼ねた志津行屋避難小屋(志津小屋)が立つ。
 小屋を通過し、小さな水場の脇を通って、樹林帯の登山道に入る。
 少し進むと「一合目」標柱が立っており、徐々に山道らしくなってくる。さらに少し緩めの道を進むと「二合目」の標柱に到る。

 二合目付近から本格的な登山道となる。残雪が多い道を登る。
 2225m独立標高点の西側を巻き、斜面が赤く変色したガレ場の鞍部で休憩する。

 八合目付近は最後の急登となる。切れ落ちたガレ場やロープが掛かる急斜面を通過し樹林帯を抜けて灌木帯まで登る。
 やがて緩やかな稜線となって左右が開け、標高約2450mの九合目を通過する。
 ここから三日月形を成す山頂の一角となり、先方に山頂の祠が見えてくる。


9合目を過ぎる

社務所が見える

 九合目からはほとんど平らな登山道となるが、道に結構な量の残雪がある。笹原や灌木の間を抜けながら進む。
 途中で基礎石が残る建物跡の傍らを通過する。 やがて男体山一等三角点に到る。最高点はその南方約10mに位置する岩峰であり、岩頂部に大きな鉄剣が立っている。
 最高地点から南西方に少し離れた山頂の南端に二荒山神社の奥宮があり、ここで中宮祠からの表口登山道と合流する。
 社殿の前には白装束の若い男女十数名の団体がおり、拝礼して祝詞を唱えている。

 山頂にいた多くの登山者は、二荒山神社から登ってきたようです。
 山頂は残念ながら深い霧に閉ざされ、期待していた大展望は得られない。昼食を摂って下山する。

奥宮付近

 志津乗越駐車場(14:05発) = 八汐荘(入浴14:35−15:10)= 日光清滝IC(15:35)
= 日立南IC(17:20着)

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