五竜岳~鹿島槍ヶ岳 (2814m)   (2889m)

              
   
8月24日(金)


駐車場位置

東海SM(5:20)=高崎JCT(6:50)=長野IC(9:00)=白馬八方駐車場(10:20

白馬八方駐車場(10:20) ⇒ 八方池山荘(11:30) ⇒ 第3ケルン(12:20-13:00) ⇒

丸山ケルン(14:30-15:10) ⇒ 唐松岳頂上山荘(16:00)

八方池
八方池
 

ゴンドラ駐車場は満車のため、手前のセンチュリーホテルに駐車。八方尾根スキー場からゴンドラ1本、クワッドリフト2本乗継ぎ、終点の八方池山荘から尾根を登攀開始する。
 第3ケルン通過し、眼下に八方池、正面に白馬三山が望める場所で昼食。丸山ケルンで大休止する

 唐松沢越しに不帰瞼と白馬が壁のように眼前にそびえたち、視界を覆っている。チングルマ・アザミ・トリカブト・タケカンバなどの植生が見られる。
 ニホンザルの群れに出会う。ハイマツの実を食べている。

 唐松岳頂上山荘では、追加料金を支払い食堂がある本館に宿泊した。山荘は人が少なく、相部屋の上下左右の布団も使うことができた。水は宿泊者に1?まで無料で提供される。
17:30 夕食(ご飯、味噌汁、オレンジ、さば、肉団子、えび湯葉巻き、梅干、漬物)は、第2班となった。
白馬岳遠望

8月25日(土)

唐松岳頂上山荘(6:20) ⇒ 五竜山荘(9:10-9:30) ⇒ 五竜岳(10:30-11:30)
⇒ G5(12:25)⇒ 尾根ノ頭(13:45)⇒ 口沢のコル(14:00-14:30)
キレット小屋(15:30)


動画 唐松岳の朝: 


唐松岳頂上荘

 ご来光(5:19)を山荘用ヘリポートで迎えた。
 西には眼前に剣・立山・黒部五郎、南東には遠く富士、北岳の眺望あり。朝食(5:30)を終え、山荘を出発する。
 遠見尾根からの登山道と合流しわずかに下れば五竜山荘に着く。
五竜山荘前のテーブルで休憩をとる。
 風がなく日差しが強い。小屋入口横にある蛇口からセルフで水を給水できるが1リットル100円である。

五竜岳山頂は、縦走路から西側に外れたところにある。山頂からは、これまで登ってきたルートと、唐松、鹿島槍、剣の眺めがすばらしい。三角点脇の道標には日本語・英語・ハングル語で山名と高度が記されている。ここで、昼食を摂るが、出発するころには、ガスがでてきた。五竜岳からの下りが今回の核心部となり、G4、G5と岩峰通過し、口沢のコルで休憩をとる。やがてキレット小屋の屋根が見えさらに下り、岩峰を回り込むと狭峻な所に建つキレット小屋に着く。

五竜岳 五竜岳山荘
五竜山荘と五竜岳
キレット小屋
キレット小屋

小屋に着くとすぐに缶ビール600円、コカコーラ・CCレモン400円などを買い、炊事場で小宴を催す。飲料水は宿泊者は無制限に提供される。
 17:30 夕食(ご飯、味噌汁、ハンバーグデミグラスソース、ポテトサラダ、キャベツとレタス、キュウリサラダ、漬物)。夕焼けと剣岳のシルエットがきれいだった。夜半降雨あり。

 剣岳 
      唐松岳と夕日           剣岳遠望         剣・立山連峰を背景に

8月26日(日)

キレット小屋(6:00) 吊尾根コル(7:40-8:00) 鹿島槍ヶ岳北峰(8:10-8:30)
鹿島槍ヶ岳南峰(9:00-9:45) 布引山(10:20-10:50)
冷池山荘(11:40-12:45) 爺ヶ岳中峰(14:10-14:40) 種池山荘(15:25)

昨晩の雨があがり空気が澄み快晴である。今日もまた剣岳が良く見え、八ツ峰直下の三ノ窓雪渓や小窓雪渓が良く分かった。
 朝食は、5時からである。(ご飯、味噌汁、海苔、卵焼き、鮭、漬物)
 
スタートからいきなり急登になり、すぐに「ここがキレット」と看板に出くわし、八峰キレット クサリ、ハシゴが連続する危険箇所だが、難なく通過した。
 見上げると鹿島槍ヶ岳北峰山頂が見える、吊尾根コルまでは日陰の中を歩くこと多く助かった。

鹿島槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳北峰と南峰
爺ヶ岳
吊尾根コルからの爺ヶ岳

吊尾根コルに着くと東側に雪田があり、あがってくる風がひんやりと心地よい。
 南峰は、ピラミット状にそびえていて、それに連なる稜線上には、冷池山荘その先には爺ヶ岳が望める。ザックをデポし北峰向かう。
 北峰山頂からは、眼下にキレット小屋とヘリコプターからの荷受場所が見え凄いところに小屋を建てたものだと思う。
 南峰山頂は、ガスで視界なし、時折剣岳が顔をのぞかせる。登山者が頻繁に往来するが、晩夏であるため混雑するほどではない。
 下り岩場でライチョウつがいに遭遇、稜線上でサルの群れに遭遇する。
 冷池山荘で昼食をとる。 樹林帯を下ると赤岩尾根の分岐に出る、ここからハイ松帯の爺ヶ岳への登りになる。

爺が岳中峰、南峰の山頂を経由する。高度が下がるにつれて低木が現れ始め、木々の間を尾羽根が白いオシガラスが飛んでいる。
種池山荘手前にチングルマの群生地があり見事であった。
種池山荘に着くとすぐに生ビール900円、缶チューハイを3人で分けて飲み、地元のおばちゃんグループとしばし歓談する。
 水は宿泊者に1ℓのクーポンが配られる。ライチョウが減少しているらしく、目撃情報を投函する箱が小屋に備え付けられている。17:30 夕食(ご飯、味噌汁、ニシン、シウマイ、鶏から揚げ甘酢、ゼリー、メンチ、煮豆、漬物) 

動画 鹿島槍ヶ岳からキレット小屋
 五竜岳
鹿島槍ヶ岳からの五竜岳
 キレット小屋   種池山荘
 鹿島槍ヶ岳・北峰頂上からのキレット小屋    冷池山荘         種池山荘

8月27日(月)

種池山荘(5:50) ケルン(7:45-8:00) 鹿島槍ヶ岳北峰(8:10-8:30)
扇沢(爺ヶ岳登山口)(8:50)

 
 種池山荘遠望
 5:00 朝食(ご飯、味噌汁、海苔、厚焼卵、鮭、梅干し、昆布巻、漬物)
 
朝のうち山荘の2階の窓から鹿島槍ヶ岳が望めたがすぐにガスってしまう。
 
ガスの中を柏原新道を下る。少し下るとガスが晴れる。間もなく振り返れば種池山荘が見え出す。
 岩小屋沢、鳴沢、針ノ木、蓮華の眺望よい。
爺ヶ岳登山口には、8/24に熊は捕獲され、8/27から幕営再開するとの看板が掲示されていた。沢の水で顔を洗い、山の疲れを癒やす。

      種池山荘遠望
            種池山荘遠望

扇沢(爺ヶ岳登山口)(9:15発) = タクシ― = 信濃大町駅(10:08発) = JR =
白馬駅(10:46着) = 村営みみずくの湯(11:30-12:30 )=
林檎舎(そば処)(12:10-12:50)
長野IC(13:50) =高崎JCT = 東海SM(17:20着)

キレット小屋からの剣岳
唐松頂上山荘からの剣岳

五竜岳
五竜岳



キレット小屋からの夕日

鹿島槍ヶ岳南峰
コルからの鹿島槍ヶ岳・南峰


鹿島槍ヶ岳北峰
鹿島槍ヶ岳南峰からの・北峰

針ノ木岳
蓮華岳・針ノ木岳

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