雲の平~薬師岳    (2929m)

              
   
8月3日(木)


駐車場位置

   日立南IC(3:10)=妙高SA(6:45-7:30)

立山IG(8:50) = 亀谷ゲート(9:30) = 折立駐車場 (10:05)

折立(10:40発) ⇒ 三角点ベンチ(12:05-12:40) ⇒ 五光岩ベンチ(14:00-14:10)
⇒ 太郎平小屋(15:00着)



太郎平小屋へ
 折立駐車場を出発し太郎平小屋を目指す。途中の三角点のベンチ、五光岩ベンチにて休憩した。
 木道や岩の道など整備された歩きやすい道が続く。チングルマなどの高山植物を眺めることもできた。途中、ガスに囲まれるが、小屋が近づくにつれ広い空に白い雲が広がり夏らしい景色となり気持ちがよい。振り返ると、有峰湖や、歩みを進めてきた登山道を眺めることができた。周囲には低い笹が広がり、風が吹くたびつやつやと光り、まるで草原の中にいるような気持ちにさせてくれる。
 小屋に着くと雲ノ平も臨むことができた。既に、先着の老若男女の方々が大変陽気に酒盛りをしている。
 台風の不安もあったためこれだけの晴れたことの嬉しさはひとしおである。早速、我々も生中ジョッキを購入。MAMMUT印の太郎平小屋オリジナルジョッキで提供され気分も高まる。小屋でとんかつの夕食を食べ、それぞれ近くの太郎山へ登るなどして時間を過ごす。

太郎平小屋の生中ジョッキ

8月4日(金)

太郎平小屋(6:00発) ⇒ 薬師沢出合(8:10-8:40) ⇒ アラスカ庭園(10:50-11:00)
⇒ 雲ノ平山荘(11:50-12:40) ⇒ 祖父岳(14:10-14:40)⇒ 雲ノ平山荘(15:00着)



薬師沢小屋岳

良く晴れた朝であった。塩しゃけの朝食を食べ、小屋で記念撮影をして、いよいよ雲ノ平へ出発する。
 薬師沢までは、下り続きである。道は整備され歩きやすい。下りが厳しかったため、雲ノ平からの帰路を考えると怖い。沢沿いには木道が整備され快適であった。道中、お花畑が広がりワタスゲやアザミ等様々な草花をみることができた。木道を進むと、雪渓や小川があり。薬師沢小屋の赤い屋根が見えてくると、右手の眼下にコバルトブルーの薬師沢が見えて疲れが癒される。

 薬師沢小屋の水場は、沢の水をひいており大変冷たく美味しい。
 休憩とった後、いよいよ雲ノ平を目指して出発。雲ノ平山荘までの道中は、ジメジメとして大きな岩の急登が続き、滑りやすい。周囲の登山客が次々と足を滑らしているため慎重に登る。湿度も高くは汗が止まらない。1時間半急登を行くと木道になる。
 アラスカ庭園にて休憩。ベンチからは、北鎌尾根や水晶岳、黒部五郎岳を臨むことができ展望がよい。少し進むと、槍ヶ岳の穂先がちらりと雲の切れ間からのぞく。後方を振りかえると、昨日の宿であった太郎平小屋が遥か彼方に見えた。
 

 
         動画 アラスカ庭園からの眺望

アラスカ庭園

雲ノ平山荘

お花畑を進んでいくと、雲ノ平山荘に到着。テラス付のログハウスで周囲の自然と一体となるような佇まいは、素敵であった。内装も、大きな梁がたくさんあり、ぬくもりのある空間がある。
 小屋で受付を済ませ祖父岳に向かう。小屋近くのキャンプ場で水分補給(小屋の水は有料500ml/50円)。ここの水も大変美味しい。雪渓を見ながらガレ場を進む。
 祖父岳からは、鷲羽岳、ワリモ岳、表銀座、水晶岳、立山、薬師岳等の山々が面前に広がり、壮大な山々に溶け込むような感動を覚えさせてくれる景色で素晴らしかった。遥か彼方に高天原温泉が見えた。雲ノ平山荘の夕飯の石狩鍋で、登山客皆でテーブルを囲み楽しんだ。大変美味しかった。

 
水晶岳

鷲羽岳

8月5日(土)

雲ノ平山荘(5:40発) 祖母岳(6:00-6:20) アラスカ庭園(10:50-11:00)
薬師沢出合(9:15-9:35) 太郎平小屋(13:30-13:50) ⇒薬師岳山荘(16:00-16:20)
薬師岳(16:50-17:00) 薬師岳山荘(17:50着)

雲ノ平山荘を出発し、祖母岳に登り、お花畑に囲まれる。しばし祖母岳を満喫し、薬師沢を目指す。昨日、下る人が次々と転んでいた記憶が焼きついているため、上りより慎重になる。
 薬師沢出合着。昨日の疲労と慣れない下り、予定時刻から遅れた到着であった。薬師沢を出発し、太郎平小屋を目指す。
 雲ノ平の下りによる疲労と、日陰の無い太郎平小屋への地味な上りがこたえる。



       動画 薬師沢のオコジョ


雲ノ平山荘からの槍ヶ岳遠望

薬師岳と薬師岳山荘
 

太郎平小屋から石段と木道が整備された登山道を歩いて、一山越えると薬師平キャンプ場に着く。
 その後は沢沿いに大きな石を乗り越えながら登る。沢を登りきると一時的に勾配が緩やかになり雪渓が表れる。  雪渓を超えるとお花畑がある、見上げれば薬師岳まで続くガレ場の稜線が見える。ケルンまで登ると薬師岳山荘の屋根が見える。薬師岳山荘で受け付けを済ませ、荷物を置いて薬師岳に登る。

 

ジグザグの登山道を進むが、時間も遅くすれ違う登山者はいない。登りきって遭難碑を横目に山頂に向かう。
 夕暮れの薬師岳山頂は、下界から上って来るガスで展望はない。記念撮影し早々と下山開始する。山頂直下の雪渓でライチョウの親子連れを見かけた。
 夕飯は、ケチャップで薬師と描かれたオムレツが出た。この日の夜は、宿泊者の多さと暑さで寝苦しく、周囲の登山客の何人かは2階より少し過ごしやすい1階の玄関や団欒室に避難しているものもいた。



    動画   薬師岳・中央カール


 薬師岳
 
太郎平キャンプ場へ

薬師岳山荘の夕食

8月6日(日)

薬師岳山荘(5:40発) 薬師平(6:30) 太郎平小屋(7:40-8:00)⇒ 五光ベンチ(8:40-9:00)

三角点ベンチ(9:45) ⇒ 折立(11:00着)


薬師岳山荘からの槍・穂高連峰
 

小屋の前で記念撮影をして出発。
 薬師平を通過し、テント場にてしばし休憩をし、太郎平小屋を目指す。
 太郎平小屋を出発し、五光岩ベンチ、三角点のベンチにて休憩。上り下りともに、登山者とのすれ違いが多い。10:58出発点に折立に到着。
 グリーンパーク吉峰で入浴・昼食。旅の疲れを癒し帰路に着いた。

折立(11:30発) = グリーンパーク吉峰(12:35-13:35) =
立山IC = 藤岡インターパーク(18:10-19:10 )=日立南IC(20:50着)



笠ヶ岳と黒部五郎岳


立山と剣岳


薬師岳


槍ヶ岳



薬師岳山荘


太郎平へ


薬師岳と太郎平小屋

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