久住山 10月27日(金)
牧ノ戸峠駐車場
日立南IC(3:55) = 新空港IC(5:10) = 成田空港(7:50発) = 熊本空港(9:25着)
= レンタカー店(10:00発) = 牧ノ戸峠(11:45着)
牧ノ戸峠駐車場(12:15発 )⇒ 展望台(12:30) ⇒ 沓掛山(12:40) ⇒
扇ヶ鼻分岐(13:30) ⇒ 星生崎(13:40) ⇒ 久住分れ(14:05) ⇒
久住山(14:25−14:50) ⇒ 諏蛾守越分岐(15:50) ⇒ 法華院温泉山荘(16:20着)
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沓掛山からの星生山 |
少し遅めの出発だが、天候も良いので山支度を整え、レストハウス北側から登山道に入る。コンクリート舗装の立派な登山道(遊歩道)をゆっくりと登り始める。
沓掛山稜線の西にある展望台に到ると、展望が一気に開ける。ここから暫く稜線上の緩やかな登りとなる。岩稜の沓掛山を越えて、約1時間歩いた広い場所で小休止する。
先方には星生山から扇ケ鼻に続く緩やかな稜線が望める。
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扇ケ鼻・星生山への道を分ける。すぐに西千里ケ浜の平坦地に入り星生山南側の噴火口跡を見下ろし東へ進む。
正面にピラミッド型の鋭鋒、久住山が迫る。星生崎の岩峰直下を越えると、トイレとかなり古い避難小屋が立つ久住分れの広場に到る。
久住分れは、星生山と久住山に挟まれた明るい広場に面する分岐点であり、5方向からの道が合流する。
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西千里ヶ浜を行く |

久住山 |
ここから久住山本山を目指し斜面を登り行く。大石が転がるやや広い斜面を進む。途中からはガスが掛かり、視界が悪い。
道はやがて緩やかになり、稲星山・東千里ケ浜からの道を合わせると間もなく山頂である。
久住山は、ピラミッド型の溶岩ドームであり、その最高点が1等三角点の立つ山頂である。当初は霧の中であったが、徐々に晴れて周囲の山々が見え隠れする。晴れ間に写真を撮って下山を始める。 |
山頂をあとに、来た道を戻る。中岳・天狗ケ城方面からの道に合流し、久住分れ分岐に着く。ここで北へ向かい、大岩の転がる斜面を下る。大きな岩塊を乗り越えながらの歩きにくい道が暫く続いて、北千里ケ浜の一角へ出る。
ここから一転して平坦な道に変わり、火山砂の歩きやすい道が続く。硫黄山が荒々しい。 |

北千里ヶ浜 |

坊ガツル |
諏蛾守越の下の分岐点を過ぎて、北千里ケ浜の北東端に立つ。
黒く大きな溶岩が重なる岩場を越え、沢沿いのやや急な下り道となる。次第に低木帯に入り、大きな砂防ダムが続く沢の下方に、坊ガツルや法華院温泉山荘が見下ろせる。
ぬかるみの道を下り、法華院温泉山荘に到着する。 |
10月28日(土)
法華院温泉山荘(8:40発) ⇒ 坊ガツル(8:50) ⇒ 雨ヶ池越(9:30 ) ⇒ 長者原(10:45着)
長者原バス停(11:23発) = 牧ノ戸峠(11:35−11:50) = ラムネ温泉(12:35−13:25)
= 昼食 = 原尻の滝(14:35−15:05) = 荻の里温泉(16:00着)
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今日は1日雨模様なので、久住山、祖母山ともに登頂しないこととする。
山行にしてはゆっくりした時間に出発する。
宿から緩く下ると、坊ガツルの南西端に出る。道幅2m弱の遊歩道を北へ向かう。次の分岐をキャンプ場・大船山方面へ進み、坊ガツルの雨水を集めて流れる鳴子川の岸辺に出る。元の道に戻り北へ進んで、次の分岐を雨ケ池・長者原方面へ左折する。 |

坊ガツルを行く |

坊ガツル
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西に高く聳える三俣山(みまたやま)の基部を斜めに登って行く。アセビが多い薄暗い灌木帯を進むと、右下方に坊がツル湿原が望める。
平らになり左へ回り込むと雨ケ池越を通過して、雨ケ池のほとりに出る。
雨が続くと池が現れる「雨ケ池」は、結構な量の水を湛えている。池の岸辺を木道で通過する。雨ケ池から下ること標高差約300mで長者原の一角、「タデ原湿原」に到達する。 |
無料シャトルバスで牧ノ戸峠まで戻る。昨日の駐車場まで戻り濡れたカッパ等を脱ぐ。行先を相談し、炭酸泉湧出量日本一の長湯温泉へ向かう。建築家・藤森照信氏が設計した風変わりな姿の「ラムネ温泉館」に入る。外の炭酸泉露天風呂は泉温32℃で、外気温が低く寒い。内湯の鉄分が多い温泉で温まる。次に小雨の中を、続いて田んぼの真中にある珍しい「原尻の滝」を訪れる。阿蘇火山から噴き出した火砕流・溶岩を垂直に落ちる滝である。その後、荻の里温泉へ向かう。 |

原尻の滝 |
10月29日(日)
荻の里温泉(9:40発) = 岡城跡(10:25−11:50) = 水前寺公園(14:20−15:20) =
レンタカー店(15:50) = 熊本空港(16:10−22:05) = 成田空港(23:35着)
= 日立中央IC(25:40着)
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岡城跡

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今日も台風の影響で朝から雨模様である。
祖母山登山は断念し、竹田市中心部の岡城跡へ向かう。小雨の中を、駐車場から無料送迎車で本丸跡まで送ってもらい、立派な石垣群が残る城跡を散策する。周囲を断崖に囲まれた帯状に細長い山頂部分に石垣を組んで平坦地を作っており、高度な築城技術に感心する。
その後、熊本市内へ戻り、水前寺成趣園(公園)を見学する。レンタカーを返却して熊本空港へ戻る。台風の影響で大幅に離陸が遅れる。 |