五色ヶ原~薬師岳      (2929m)

              
   
8月1日(金)


駐車場位置

  前夜発 東海SM(19:20)=有磯海SA駐車場(0:15)

有磯海SA(5:00) = 立山駅(5:40-6:40) = 美女平(6:47-7:00)=室堂 (7:50)

室堂(8:10) ⇒ 龍王岳・一の越分岐(9:55) ⇒ 獅子岳(12:35) ⇒ ザラ峠(13:40)
⇒ 五色ヶ原山荘(14:40)


動画 室堂から五色ヶ原


室堂
 快晴。気温17℃。団体客でにぎわっている。登山口で水を補給し出発する。
 最初は平坦な石畳の登山道を歩き始める。一の越・浄土山分岐を右折し浄土山に向かう、高度を上げるに連れ室堂の全容が眺めることができ、ミクリガ池、雷鳥沢の登山道そして別山乗越にある剣御前小屋まで見ることができる。
 室堂山展望台分岐の雪渓を横断し岩場を登り始めると目指す薬師岳、五色ヶ原そして五色ヶ原山荘が見えてくる。
 稜線に出ると北に剣・雄山・一ノ越山荘、南に薬師岳、西に日本海、東に針ノ木などの眺望よい。さらに遠くには黒部五郎岳、笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳も望める。ここには、軍人慰霊碑、富山大学立山研究所がある。
 一時間程下り、目の前に針木岳、東一ノ越、そして眼下に黒部湖が見える所で30分ほど昼食休憩をとる。
 獅子岳からザラ峠までの急勾配が約一時間続く。江戸時代、厳冬期にこの峠を越えて富山から松本まで行軍した大名佐々成政に思いをはせ、休憩をとる。

五色ヶ原と薬師岳

獅子岳

山荘は湿原の中にたち、立山・剣方面、雲ノ平、槍ヶ岳方面の眺望よし。17時からの夕食後、船窪岳の山中から虹がのぞいた。
 水が豊富な場所であるため風呂付き。男女交代で入浴できた。
 6人部屋に4人宿泊で。布団一人一枚。相部屋になった

8月2日(土)

五色ヶ原山荘(5:40) ⇒ 鳶山(6:50) ⇒ 越中沢岳(8:05-8:30)
⇒ スゴ乗越(9:10-10:50)⇒ スゴ乗越小屋(12:30)


動画 五色ヶ原からスゴ乗越小屋まで


越中沢岳と薬師岳

5時からの朝食を摂り、高山植物が咲き誇る木道を歩き始める。
 出発直後大きな雪渓を横切る。風のない静寂の中、振り返ると立山・剣、五色ヶ原山荘とまだ雪渓が点在している五色ヶ原湿原、そしてキャンプ場のトイレも見える。登山道の先には、薬師岳が鎮座している。

 越中沢岳山頂からは、赤牛岳に隠れていた水晶岳とそれに連なる雲の平が見える、薬師岳に連なる稜線上には今夜の宿のスゴ乗越小屋が望める。
 この小屋は、水が豊富と紹介されているが、どこから水を引いているのだろうと思った。

立山と五色ヶ原

スゴノ頭からの越中沢岳

スゴノ頭で昼食を摂る。 
 ここで私達より先行していた登山者は、薬師岳を越え薬師岳山荘泊まりのようだ。途中小雨が降る。樹林帯の急な下りが続く。スゴ乗越を過ぎ登りつめるとキャンプ場に着くここで初日に会ったソロキャンパーの山ガールがテントを張っていた。雨が降ってきたので予定を変えここに泊まることにしたらしい。予定通りなら「薬師峠」すごい! 
 ここから数分で小屋に着いた。

8月3日(日)

スゴ乗越小屋(5:45) 間山(6:50) 北薬師岳(8:45) 薬師岳(9:45-10:30) 薬師岳山荘(11:05) ⇒薬師平(11:50) 薬師峠(14:20) 太郎平小屋(12:40)

動画 スゴ乗越小屋から太郎平まで

5時からの朝食を摂る。
 天気は、高曇りで朝のうち眺望十分に有り。間山で小休止。ここから富山湾と富山市街地と富山湾その奥に能登半島が望める。さらに1時間ほど歩いたところに有る小ピークで休憩。
 ここからは、下山口の有峰湖が見えてきた。北薬師岳までは、岩にペンキで塗られた印に従い、ゴーロ的な岩場を登り詰める。


スゴ乗越小屋の朝

富山湾
 北薬師岳に着くと金作谷カール上に薬師岳山頂が見えるが、山頂はガスに隠れそうだった天気が崩れてきたので緑色のないカールは、モノトーンの世界だった。ここからは、やせ尾根を進むが、登山道の幅が20cm位いしかないザレた箇所がある。落ちればカールの底までか。
 日本海側からガスが上がってきて雨混じりになった。山頂では、風をしのいで薬師如来が祀られた祠の陰で昼食を摂った。さすがに山頂には、多くの登山者いた。体が冷えてきたので早々に切り上げ下山する。
 砂礫の中をジグザグに下ってゆくと薬師岳山荘に着くこの小屋の軒下で小休止した。
 
薬師岳と金作カール
 
太郎平小屋
  ケルンとベンチがあるお花畑の薬師平を過ぎ、沢沿いの登山道を下るとまもなく薬師平のキャンプ場に着く。
 ここを少し登ると、後は、富山湾を見ながらの小屋までで木道を進む。太郎平は4ルートが交わる場所にあり、警備隊と医師が常駐している大きな山小屋である。
 布団二枚に三人で、やや窮屈だが前日は、今シーズン最高の混み具合で布団一枚に二人だったそうです。廊下には、ザックが所狭しと置いてあった。
8月4日(月)

太郎平小屋(5:40) 折立(8:25)

台風が接近し、雨の予報である。夜半から激しい雨。朝には小降りになっていた。雨支度をして出発。
 三角点を過ぎる8時前には雨はやみ、有峰湖にたなびく雲が美しい。樹林帯に入るとぬかるみと急な下りが続いたが、ブヨに追われながら無休憩で一気に下山した。
 約26.5km完歩し無事下山。列をつくり有峰口駅行きのバスを待つ。出発してすぐにバスの車窓から、道端にいる熊の親子を目撃した。
 有峰口駅は、無人駅。レトロな建物で、映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』(2011年)で、電車の乗客が救急車で運ばれるシーンのロケ地のこと。気温31℃,立山駅前の駐車場に戻り、立山吉峰温泉で入浴及び昼食そして帰路につく。

折立(9:20発) = バス = 有峰口駅(10:20着-10:55発) = 電車 =
立山駅(11:10着) = 立山吉峰温泉(12:05-13:30 )=
立山IC(13:45) =高崎JCT = 東海SM(18:50着)



雄山


別山乗越と剣岳


東一ノ越と針ノ木岳


獅子岳・龍王岳・雄山



五色ヶ原山荘からの立山


五色ヶ原と立山


北薬師岳

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