久慈町の昔の出来事

ふるさとウオッチング(三) 「明住会たより」第11号(平成10年2月1日

津神社=明神町
 津神社は海の神、漁の神として、久慈町明神町に鎮座、事代主命をはじめ八神を祭神とする。例祭日は旧暦6月17日、11月3日とし、当町信仰の歴史上最古の社である。津は港の意、その守護神を祀り、漁業を主に繁栄してきた町であり尊崇する由縁である。津大明神縁起によれば、この山に一宇を建て奉拝すれば海上安全、豊漁を得るとのご託宣により神殿を建奉したものである。
(ふるさとまっぷ久慈より)

ふるさとウオッチング(四)「明住会たより」第13号
                  (平成
10年11月15日

千福寺と二十六夜尊

 神明山、千福寺は天台宗延暦寺の末寺にして、およそ千年前慈覚大師の奥羽巡化の途上開基し、寛和2年了伝上人が開山となる。現在の久慈小学校庭が寺跡。文久元年(1861年)久慈村の大火の際、本堂、庫裡、宝物並びに記録など一切が灰儘に帰した。昭和7年檀信徒の悲願が叶い現在地に再建された。
 境内には、二十六夜尊堂があり、旧暦9月26日には「二十六夜さま仏たて」の法要がおこなわれ、各家の先祖の霊、個霊、水子霊などの供養、及び家内安全祈願がおこなわれる。〈ふるさとマップ久慈)より