諏訪の文化財
 
万年太夫夫婦座像(県指定)
 諏訪第二宮の創設者である万年太夫藤原高利は晩年自分の像を刻んでこれを社に納め、その後水穴に入り帰らぬ人となったといわれていま炭それから400年ののち、元禄3年光圀公はこの座像が朽ち果てるのを心配して、一回り大きい夫婦座像を作らせ胎内に納めさせました。四体ともに県指定有形文化財となっています。
特に夫婦座像で笏を手にした像は珍しいといわれています。 
 
 諏訪の散々楽(県指定)
 諏訪神社渡御行列の露払いを務める舞で、県指定無形文化財となっています。三頭の獅子と二人の 魋(しゃぐま)からなり、笛太鼓の音色に合わせて12段の舞を舞い'ます。
 最近では、イベントのことある毎に学童によって披露されるので、見聞する機会も多くなりました。
 
 小野家住宅(県指定)
 県指定建造文化財で300年余の風雪を経た、平屋の寄棟造り萱葺き曲がり家で県北特有の名主農家住宅です。厩の上に二階があり、内縁は、濡縁形式で、柱の裏側は手斧仕上げとなっています。
小野家は佐竹氏支族で、さらに藤田東湖等とも縁が‘あったようです。
 
 諏訪神社大幟(市指定)
 藤田彪(東湖)書と落款された由緒ある市指定有形文化財二流があります。これは東湖が嘉永6年に諏訪を訪れて揮毫した貴重なものです。祭礼の時には必ず建てられていたもので現在は日立市郷土博物館に保管されています。
 
 一心院の仏像(市指定)
 むかし、廃寺になった海岳山一心院普済寺に安置されていた阿弥陀如来、訶利帝母、地蔵菩薩の御三体のうち、阿弥陀如来像が市有形文化財に指定されています。精巧な彫像で、仏画掛軸と共に日立市郷土博物館に保管されています。
 
 東叡山石燈簸(市指定工芸品)
 日立平和台霊園本館前に立つ三基で市指定工芸品となっています。これは徳川家歴代将軍の墓所である上野東叡山寛永寺に建っていた石燈龍群のうちの三基で四代将軍家綱、五代将軍綱吉の墓前に地方大名が奉納したものです。その大きさもさることながら、安定した外観と彫り模様に価値があります。
 諏訪台遺跡
 現在の諏訪小学校敷地は「台」とばれ、昭和50年の発掘調査でさまざまの縄文土器が出土しました。土墳から木の実や色々の石器が見つかつて、縄文時代の人々が食料を蓄えていたことが証明されました。出土した品々は、日立市郷土博物館に保管されています。
 (戻 る