日立村物語

水戸黄門

水戸黄門は、江戸時代の常陸国水戸藩第二代藩主の徳川光圀(とくがわ みつくに)のことです。
寛永5年(1628年)から元禄13年(1700年)に生きた人で、寛文元年(1661年)に藩主になり、徳川「御三家」の一員として幕府政治をささえ、領民に善政を敷き、『大日本史』を編さんした名君として広く世に知られています。

元禄3年(1690年)に隠居を許され、家督を第三代藩主となる綱條(つなえだ)に譲り、年末を田中内村(現在の日立市大和田町)の郷士 大内勘衛門宅で過ごしたことが記録に残っています。

元禄8年(1695年)に領内を巡り遊んだ記録があり、神峰神社参拝、朝日の秀麗なること領内一と仰せられたとの伝説が残りました。