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[ 型式とか ]
・旭精器製作所(旭風防)製 チャンピオンバック [ 型式:AC−2 デラックス、黒、水抜き穴なし]
( ※注:このインプレは、汎用タイプのチャンピオンバックのものです。2005年08月発売予定のW650 専用タイプのものではありません。ご注意を。)
[ 取り付けた理由とか ] パニアケースは、ヘプコ&ベッカーのクラシック(容量:30L×2)というのを持っているのです。 これはこれでいい感じ(荷物が沢山入る、丈夫な作り)。なのですが、ロンツー&キャンプツーのような 荷物を沢山持っていく場合でないと、ちとデカ過ぎ・・・。横開きタイプなので、荷物が沢山入っている時 は気軽に開け閉めできないという弱点もあったりします。 常時取り付けておけるサイズで、フタが縦開きのケースはないかな?と色々物色。 ヘプコのストレイカー(値段高すぎ)、カワサキ純正 21L(みてくれがイマイチ・・・、そのもののデザイン は悪くないんだけど、バイクに付けるとなんかね・・・。あっ、持ってる方お気を悪くされたらすみません)。 GIVIのE41(デカすぎ)と、行き詰っていた時に見つけた旭風防のホムペ。 チャンピオンバッグ、いい感じです(ネーミングはさておき)。 しかもお値段一割引で¥29,767-(税込)安い!! (テールランプ&ウィンカーが付いていないタイプ、中にウレタンシートが敷いてあるデラックスで) 他のパニアが、取り付けステーだけで四万円とかしちゃうのを考えると、激安です。 (ちなみにカワサキの21Lは定価で、ステー(42,000円)+ケース(27,300円)です。) 容量を計算してみると約16リットル。 できれば20Lぐらい・・・ といきたいところですが贅沢は言えません。 早速メーカーに下記のような内容の質問メールを送ってみました。回答はすぐ帰ってきて内容も丁寧 でした。 Q1.AC−1とAC−2の違いはランプの有無? A1.そうです(ケースの周りにあるステーの形状も若干違いますが)。 Q2.容量は片側約16Lですか? A2.そうです。デラックス版だと中がウレタン敷き。ご指定いただければケースに水抜き用の穴を開 けないことも可能です。 Q3.汎用とのことですが、W650にもつきますか? A3.おそらくつくと思いますが、実績がありません。何らかの加工が必要かもしれません。 お住まいが近くなら、そのままではつかない場合、何らかのアドバイスを差し上げられるかも しれません。 Q4.「取り付け工賃は別途」とありますが、取り付け作業もしていただけるのでしょうか? A4.取り付け作業はいたしておりません。 とそんなメールを送ったのが2004年の冬。「うーんどうしよう、右側のサイドキャリアワンオフで、 両側に革のバッグの方がいいかなぁ・・・。」と悩んでしばらくそのままになっていたのでした。 しかし、革バッグはだんだんと形が崩れてきます。その他、色々不満があったのでやっぱりチャンピオン バッグにすることに。メーカーに直接注文したのですが、入金の翌日に届いたのでスピーディな対応 だったと思います。 [ 取り付け方法とか ] バッグのメインステー(クロムメッキされたパイプ)は両サイドのリアサス取り付けボルト(上側)に共締め。 バッグのサブステー(ユニクロメッキのプレート)は両サイドの元リアウィンカーを取り付けてあった穴に ボルトで固定(アシストグリップでも大丈夫かも?)。
[ 取り付け前の準備 ] 1.メインステーの車体取り付け穴拡張 さてここで、メインステーのリアサスのボルトを通す穴が狭くて、そのままではW650には取り付けられま せん。ほんの数mm(ネジの谷と山の差ぐらい?)なのですが・・・。 なのでドリルでゴリゴリと削ってメインステーの穴を拡張。ボルトが通るようにします。 ついでに、取り付け穴の周りにバリが残っていたので削っておきました。 サスの動きを妨げたら嫌だなぁと思ったので・・・。
2.サブステーの車体取り付け側の穴拡張 M6ボルトで固定するなら必要なし・・・なのでですが、自分はM8ボルトで固定したかったのでメイン ステーと同じく、穴を広げました。 3.メインステー&ケース枠の溶接箇所はお世辞にもきれいな溶接にはなっていません。 速攻で錆びそうです。クリアーを吹くかサビ防止剤を塗っておくと良いかも。 4.サブステーはユニクロメッキなのでイマイチ(なんかますます安っぽく見えてしまいます)。 サビ止めついでに、シャーシブラックで真っ黒く塗ってしまいました。ケースを取り付けてしまうとタイヤ とケースの色(黒)にまぎれて目立たなくなり、この方が良いかも? [ 取り付け作業 ] 1.リアサス上部を固定しているボルトを外します。 (外したついでに、リアサスの稼動部にグリスアップするのも良いかも) 2.リアフェンダーとタイヤの間にクッションを敷いて、リアフェンダーを外します(シート下の4本のボルト のみ外す。前側のバッテリーケースに固定されているボルトは、短時間なら取り外さなくても大丈夫)。 3.リアウィンカーを外します(すでに、テールランプブラケットへ移設している場合は作業不要)。 4.メインステーをリアサス上部に取り付けます。 (リアサスを傷つけないようにマスキングかウェスを巻いておくと良いかも。) 5.サブステーを元リアウィンカーが付いていた穴にM8ボルトとナットで仮固定します。 6.メインステー+サブステーにケースを付属のボルトで固定します。 サブステーが上手く合わない場合は適当に曲げると上手くつきます。 リアサスなどに干渉しないように位置を微調整して、ボルトを本締めして固定します。 リアサスのボルトも締めます。 ケースが重くてもしく邪魔で作業しずらい場合は、ケース枠からケース本体を取り外し、ケース枠 だけ取り付けてからケースを再度取り付けると良いかもしれません。 ちなみにケース(正確にはケースの枠)はステーに2本のボルトで固定されるのですが、自分の W650ではリアサスにケースが干渉します。 ですので、ワッシャ4枚+ナット1個をスペーサー代わりして、取り付けています。 7.必要なら、ケースに付属のウィンカー取付金具にウィンカーを取り付け、ケースのステーに固定 します。 8.リアフェンダーを元通りに取り付けます。
[取り付け効果とか] 便利っす(T−T)最初からこれにしておけば良かったかも・・・。 自分にとっては、日帰り〜2泊程度のツーリングならこれ + シートの上に バックを積めば十分な積載量♪
[ 良い点 ] 1.フタが縦に開くので、ふたを開けたとき横開きより荷崩れしにくい。 (道中で気軽にふたが開けられる。) 2.サイズが大きくないので、すり抜けも楽チン(横幅はハンドル幅より広くありません。) 3.ウレタンシートが敷いてあるので、電子機器を入れても多少は大丈夫かも? 4.比較的低価格 5.豪雨の中走ったが、ほとんど浸水なし(荷物は濡れなかった) (荷物の入れ方によっては、フタとケースの間に隙間が出来るので、状況により浸水することも あるかも?) [ 悪い点 ] 1.イマイチ安っぽいケース(本当に安いんだから仕方がないか(^−^ゞ)) 2.溶接部分が手抜きっぽい(まあダブロクも手抜きっぽい箇所が多々ありますが・・・) 3.錆びやすそう(実際、溶接部分や鍵の部分が錆びだしています) 4.左側ケースのカギが閉まりずらいことがある(不良品??) 5.ウレタンシートが破れやすい(ついでに青じゃなくて黒いシートが良かった)。 6.ケースの上に張ってある銀色のシールがイマイチ(とりあえずそのままにしておく)。 7.ふたを開けたとき、根元の蝶番が折れそう。(−−;)そのうちホントに折っちゃったりして・・・。 8.サブステーが荷掛けフックを覆ってしまうので使えなくなる。 サブステーをウィンカーの取り付け穴ではなく、タンデムグリップの取り付け穴に付けるか、 荷掛けフック付きのボルトでサブステーを固定したほうか良いかも? でも良い点の方が悪い点を補ってます。まぁこの値段だし・・・と妙に納得してしまうところも(^−^ゞ) ちょい乗り時でも、荷物をポイと放り込めるので便利、便利。 と言う訳で、常設しておくことにしました。 [ 2005.09.03追記 ] えっと、旭風防から上記チャンピオンバックのダブロク専用品が8月末に発売のようです。 汎用タイプとの相違点は、 ・ポン付けできる ・ケース本体の塗装がメタリックブラック ・お値段は4万円ちょっと ・汎用タイプにある「ウィンカー&テールランプ付き」のモデルは無い といったところかな? 気になる方は、「 旭風防 (メーカーHP) 」を見てみてください。 以前、W650用の重量は7.5kgと旭のHPに書いてあったのですが、今は9kg(汎用タイプと同じ)に なっています。 それから、最近多い質問。 Q:「取り付けてもタンデムできますか?」 A:タンデム用のステップは隠れていないし、タンデム出来ます。 |
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