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第8回 エンジンオイルの交換


第8回は、エンジンオイルの交換+オイルフィルター交換です。
取説によると、初回は1,000km走行時。二回目は6,000km走行時、以後は6,000km走行毎に
交換だそうです。ちなみに自分は3,000km毎ぐらいで交換しています。
では、早速交換してみることにしましょう。
ちなみに今回は、フラッシング作業とエンジンオイルにゾイルを添加もやっています。



[難易度]
 ★☆☆ ( ^-^ ) 簡単!
[根気度]
 ★☆☆ ( ^-^ ) よゆ〜。
[準備するもの]

 オイル交換に必要なもの
  ・オイル受け、17サイズのレンチ、ドレンプラグのガスケット、エンジンオイル(粘度:SAE10W−40)
   オイルジョッキ(無くてもいいけど、あると便利)、パーツクリーナー、ウェスなど
 オイルフィルター交換に必要なもの
  ・8サイズのレンチ、オイルフィルターレンチ、オイルフィルター
 普通は必要ないけど今回使ったもの
  ・フラッシングオイル(フラッシングZOIL)、エンジン添加剤(ZOIL)

[メンテの手順]

1.暖機運転または走行してオイルを温めた後、エンジンを止めて車体を垂直に立てます。
2.オイル受けをエンジン下に置き、ドレンプラグを外してオイルを抜き取ります。
  (エキゾーストパイプやエンジンオイルは熱くなっているので注意です)
  車体をオイルが出なくなったら、車体を傾けたり、エンジンがかからない状態でスターターをキックする
  と、もうちょっとオイルが出てきます。
  <- ドレンプラグを外して <- オイルを抜きます

   <-先っちょが磁石
  随分と黒くなったオイル
  が出てきました。

.               . ドレンボルトにはオイルクリーンボルトを使用している
のですが、走行距離15,000km にもなると鉄粉は
殆ど付着していません。

2.エンジンのフラッシング(通常は必要ないと思います。)
  (1)オイルを抜き取った後、ドレンボルト+ガスケットを組み付けます(規定トルクは9.8N/m)。
    すぐにまた外すのでちょっと緩めでも大丈夫?でしょう。
  (2)フラッシングオイルを注入します。注入する量は規定オイルの2/3以上。
    今回使用したZOILだと1L入りなので2〜3缶分になります(自分は2缶使用しました)。
      
   1缶¥780-で購入。添加剤の
   ゾイルよりは随分お手ごろな
   お値段?
   白っぽい(灯油のような感じ)
 フラッシングオイルがずいぶん
 黒くなって出てきました。

  (3)フラッシングオイルを入れたら、5〜10分ほど走行するか、暖気運転したあと抜き取ります。
  (4)この場合、必ずオイルフィルターも交換するそうです。
    オイルフィルター交換時に一緒に作業するのがよさそうですね。
    詳しくはゾイルのホームページに案内があるそうです。自分は読んでないけど・・・。

3.オイルフィルター交換
  よくオイル交換2回につき1回交換といいますが・・・。
  取説によると初回は1,000km走行時。次は18,000km走行時。以後は18,000km毎に交換
  だそうです。自分はオイル交換2回につき1回ですね(^−^ゞ)6回につき1回でいいのかな?
  (1)エンジンオイルを抜き取ったらオイルフィルタキャップを止めているボルトを外します。
    (写真が無い・・・すみません)それから、オイル口のキャップも外しておきます。
  (2)オイルフィルターキャップとオイルフィルターダンパ(キャップとフィルターの隙間に入っているゴム)
    を外します。
  (3)エンジンの下にオイル受けを置きます。
     オイルフィルターにオイルフィルターレンチをセットして取り外します。
    エンジンとオイルフィルターから残ったオイルがこぼれるので注意です。
    
     
    取り外したオイルフィルタ


  オイルフィルタを取り外したエンジン。
  中央に見えるオイルフィルタパイプは
  フィルターと一緒に外れてしまうことが
  あるそうなので、注意しましょう。

  (4)オイルフィルターを外した状態で、スタータをキックするとどうなるんだろう?と思ったので試しに、
    やってみました。
    オイルが噴出すとまずいので、カバーをかけて、キルスイッチを有効にした状態でキック。
    すると、オイルがブワッと噴出してきました。
    できるだけ古いオイルを排出したいときには効果的かも?
  (5)新品のオイルフィルタのOリングにオイルを塗布して規定トルクで取り付けます。
    規定トルクは、9.8N/mまたは手締めで一杯に締め付けです。
    レンチでもあまり強く締める必要はないということですね。
  (6)ドレンプラグのガスケットを必要があれば交換し、ドレンプラグを取り付けます。
    規定トルクは20N/m。


4.オイル注入
  (1)規定量のエンジンオイルを注入します。
    [規定量]
      2.5L:フィルタを取り外さなかった時
      2.8L:フィルタを取り外した時
      3.0L:完全分解乾燥時
     今回は最初に2.8L入れた後、100ml追加。2.9L程度入りました(キックしたからかな?)。
  (2)オイルキャップを取り付けます。
  ちなみに今回は、ずっと前に買って忘れていた「スーバーZOIL」という金属表面改質剤をオイルに混ぜ
  てみました。オイル量の8%〜10%を入れます(ゾイルフラッシングを使った場合はもうちょっと割合が
  減るそうです)。オイルと合計で規定量になればOKということですね。
  ちなみにお値段は、250ml入り¥5,800−也。(T−T)高けー。
  でも、安売りで買ったので二割引です。
  3万kmに1回入れると良いそうなので、オイル交換10回につき1回。・・・と考えれば安いのかな??

  取り扱いについてはゾイルのホームページのに詳しく載っているそうです。

5.オイル量のチェック
  オイルを入れ終わったら、こぼれたオイルをふき取ります。
  エンジンがかからない状態キックしてオイルを回し、その後アイドリングしてオイルをエンジンに行き渡ら
  せます。最初から回転数を上げるとエンジンが焼きつくこともあるので注意です。
  数分間アイドリングしたらエンジンを止め、数分後にオイルレベルが安定したらオイルレベルをチェック
  します。
  (1)車体を垂直に立てます。
  (2)キックスターターの付け根近くにある、オイルレベルゲージのアッパーレベルとロアーレベルの間に
    オイルががあるか確認します。少なければ補給、多ければオイル注入口から抜き取ります。
    足りない時は足せば良いけど、多い時に抜き取るのはスポイトでもないと難しそうですね。
  (3)オイルが、ドレンボルトやフィルター付近から漏れていないか、タイヤやブレーキに付着していない
    か確認して完了です。

[メンテの効果]
 オイル交換後、ガススタへガソリンを入れに行ったのですが、エンジンからのメカノイズが大幅に減ってい
 ます。なんか、エンジン音が滑らかなフィーリング・・・。抵抗が減れば、燃費もあがるかもしれませんし。
 これは、エンジンにやさしかったかなぁ? と随分満足しています。
 ダブロクは長く乗り続けるつもりなので・・・。