茂宮地名の伝説
     茂宮川付近の地名には面白い伝説がある。
     八幡太郎源義家が、海に向かって弓を満月の如く引いたところを満弓(真弓)。この弓から放された 
    矢が勢いよく飛んだところを勢矢(世矢)。さらにその矢の勢いがふらふらと揉んだところを揉矢(茂宮)。 
    そしてついに、地面に突きささったところを留め(留町)と名付けたとか。

  河口の企業
     茂宮川の河口付近には、いくつかの企業が点在している。
     その主な企業は、日立港の埠頭を管轄している日立埠頭(株)や、日立電線(株)みなと工場、
(株)日立ライフ
    木材建材事業部、日立木材倉庫(株)等々である。
     茂宮川河口を挟んで北岸が第4埠頭になる。この北岸の特徴は、日立電線(株)みなと工場で、ここでは製品の
    海底ケーブルが製造完了すると同時に、工事船を接岸させ迅速に製品を積込むことができる。また、この埠頭に
    は、北海道からのほくれん丸も出入りしている。
     河口南岸が第5埠頭になるが、ここでは一昔前までは世界の木材船が入港しており、この河口付近には木材関
    連会社の貯木場(中には茂宮川に河川貯木場もあった。)が見られる。最近では、自動車が陸揚げされ、それら
    が貯木場内に並ぶ光景が多い。

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