谷田部の不動松並木
2011.03.02 TOPへ
◇つくば市にある県立谷田部高(現在、工科高)の西側の通りは、不動松並木が1kmほど続いていた。昭和33年、県の天然記念物に指定された時には186本ものマツが道路両側にあったのが、松枯れで昭和61年発行の常陽芸文で三分の一になったと紹介されている。県内最後の松並木で、1本残っていると聞いたような気がしたので2/27訪問してみた。道路両側には松の切株が至る所にのこっている。写真の株が一番最後に伐られたようだ。
◇江戸時代、細川興元が陣屋門から江戸までの道路を整備し、松を植えた。細川興元は、熊本藩の細川家の分家であり慶長15年(1610年)に栃木県茂木に領地をもらい、その5年後の大阪夏の陣に参戦し、戦功により谷田部の領地も加えられたものである。
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