念向寺
2012.02.26 TOPへ
◇つくば市若栗の念向寺は大同元年に開山され、この地方を支配した平将門も寺領を寄進したという古刹だ。天正年間、当地の若栗城主・栗林氏と下妻城主・多賀谷氏との戦いの中栗林城主は病死し、若栗城とこのお寺は焼失した。徳川時代になると谷田部領となって領主の細川氏代々の帰依を受けた。3代細川興隆の時、本家九州細川氏から持ってきた中将姫(藤原豊成の娘)の作といわれる掛け軸を寄進している(市指定文化財)。
◇寺境内には大きなイチョウがある。写真の根張り、過去のホームページで見ると、もっと若々しかった。イチョウの木は大枝を伐り落としているので、今年は銀杏の実を結ぶのは難しそうだ。過去に落ちた銀杏はこの樹枝が届く位置に落ちているのを確認できた。
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