六角堂
2012.05.02 TOPへ
◇昨年3.11の大地震に伴う大津波はここ五浦には高さ10mもの高さで押し寄せ、六角堂を土台だけ残して海に飲み込んでしまった。岡倉天心が明治38年に作った六角堂は、世界規模の復興支援の甲斐があって、写真のように復元した。津波に流される前の六角堂は昭和38年に改修されていたが、今回復元は明治38年と同じ桟瓦使用、南側にあった出窓削除、中央の六角形の炉再現、昔の製法と同じ窓ガラス、建物彩色にベンガラの使用など、創建当初の姿にしたのである。
◇六角堂を見た後、天心記念五浦美術館で企画展「花鳥風月」の絵を見た。絵についたコメントがよかった。福王寺法林の「ヒマラヤの花」に書かれたコメント:シャクナゲはネパールの国花であり、直径1m高さ20mに達する巨木になる。Webで調べるとヒマラヤではシャクナゲが樹齢2000年のもあるという。また、平川敏夫は「画家である私にとって自然の営みのすべてが師であり、友である」と書いている。
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