古代ハス
2012.06.27 TOPへ
◇古代ハスの実が 1951年(昭和26年)3月に千葉市花見川(検見川)で1粒発掘され、5月には2粒が発掘された。大賀博士は発掘された3粒のハスの実の発芽育成を試みた。2粒は失敗したが3月に出土した1粒は育ち、翌年の1952年(昭和27年)7月にピンク色の大輪の花を咲かせた。今から2000年以上前の古代のハスの実が開花したのである。米国ライフ誌に「世界最古の花・生命の復活」として掲載され、博士の姓を採って「大賀ハス」と命名された。
◇大賀博士は、ハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片をシカゴ大学へ送り年代測定を依頼した。その結果、ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前のものであると推定された。
◇牛久沼水辺公園を守る会では4年前から園内の水路を修復して古代ハスの苗を植えた。古代ハスの花はこれからで、少し早いのは既に咲き終わって、ハスの実になっているのもあった。先日の台風で葉が少なってしまい、蕾は小ぶりのようでもある。
◇牛久沼は「牛うな丼」発祥の地ともいわれているようだ。牛久の小学生用総合学習副読本には、江戸時代後期牛久沼は、江戸と水戸を結ぶ街道の近道で、渡し舟が重要な交通手段でこれを利用した大久保今助が偶然発見した逸話が載っている。うなぎの好きな大久保今助が船着場近くの茶屋で蒲焼きとどんぶり飯を注文したが、船の出る時間になり、蒲焼きを飯のどんぶりにかぶせ船に乗り込んだ。それがおいしかったので、茶屋に伝え「うな丼」が誕生としたというのだ。牛久沼には今でも「うなぎ屋」が軒を連ねている。
◇牛久沼には昭和38年、皇居から譲り受けたコブ白鳥がおり、今では70羽以上に増えているそうだ。
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