サイカチの棘
2013.02.16 TOPへ
◇取手市の水戸街道沿いに写真のサイカチがある。個人宅の木だが大きいので遠くからわかる。昨年7月にも牛久市の民家の屋敷入口にあった幹回り4.2メートルのサイカチを訪問した。しかし風で倒れ切り株になっていた。写真のサイカチは幹回り3.1メートルで太いが、二つに枝別れた一方なので太いイメージはない。このように棘(とげ)は上部にしかなく、手の届くところは既に活用されてしまったようだ。
◇サイカチにはブンメーランのように長い莢がなり、中に扁平であまり大きくない種が入っている。所有者の説明では、サイカチの莢をもらい来た人がいたという。節分にサイカチのサヤを使うとも。
◇サイカチの漢字表記は「西海子」である。薬用植物のサイカチの果実の莢にはサポニンが含まれ、石けんの代用として使われた。また、棘と種子は腫れ物の解毒薬になる。
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