ムクロジ
2013.11.16 TOPへ
◇正月には新しい下駄や足袋、独楽、双六などが子供の頃の年の初めだった。女の子であれば羽子板がその一つであろうか。羽根つきの球にムクロジの実が使われるというのは、木に関心もつようになったころである。巨樹の探訪で同行者と道路を歩いていて、あっムクロジの実だと拾い上げ声を聞いたのが最初の出会いだった。
◇下妻市の下妻神社のケヤキ、幹周り9メートルにもなる樹齢500年で市指定天然記念物になっている。この神社の前は直線の道路で、道路の先から神社の大きいこのケヤキが見える。そのケヤキの傍に古木のムクロジがある。ムクロジには写真のように実を沢山付けていた。地に届くような低い位置まで枝が伸び、ムクロジの実を付けている。自然に落ちるまで木に残していて、後からの訪問者にも同じ感動を与えてくれているのがありがたい。    【上の写真をピックしてカレンダー表示のサムネールに戻る】