足利学校のカイノキ
2015.11.22 TOPへ
◇足利学校には学問の木として、カイノキ(ナンバンハゼとも)が史蹟図書館前に大正11年(1922)に植えている。そこには昭和31年6月15日の日付で説明板があり、雌木のため花は咲くが実は生らないと書いてある。このカイノキから10mほどの東側に湯島聖堂から昭和44年(1969)に譲られたと思われる同じカイノキがある。さらに書院裏には中国済寧市との友好都市誓約10周年記念で植えられたカイノキがある。上の写真が済寧市から贈られたカイノキで、実が生っている。さらに湯島聖堂からのカイノキの樹下には、上の写真と同じ実が落ちていた。雌雄異株というカイノキであるので、史蹟図書館前のカイノキは、雌木でなく雄木の間違いでないかと思われる。湯島聖堂にて雄花(葯は鮮やかな赤色)と雌花(花弁は無く雌蕊だけの花)が4月に確認ができたというWebページがあって参考になる。花時の足利学校のカイノキを確認したいものである。
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