野蒜(ノビル)/朝河貫一氏
2006.06.03 前へ トップへ 次へ
以前に庭の隅に植えた野蒜(ノビル)の穂が出ている。花を待っているが、花が咲かない。インターネットで調べてみると蕾がすべて花になるのでなく、ほとんど、ムカゴになるという。写真で見るとほとんどムカゴで、根も出ているのもある。このまま、落ちれば根を張るのであろう。畦道によく見かけるのがノビルで、昔、味噌をつけて食べた。写真を良く見ると、花が咲きそうな芽もある。
福島県の二本松と常陸太田市との関連が深い。幕末、天狗党を警備するよう幕府の要請で千名近い兵が常陸太田市に駐留し、日立市石名坂付近で天狗党と戦い、助川城までも出陣している。常陸太田市には、この時の二本松藩の戦死者の墓があり、毎年、お盆には二本松市から墓参りがあるという。
本日、歴史講座でその二本松市の藩士の出の朝河貫一氏の功績を聞いた。氏は苦学の末、アメリカのイエール大学から学位を取り、教壇に立った。彼は日露戦争の結末への貢献、太平洋戦争回避の尽力など、明治後半から昭和初期に活躍された。