スカシユリ/共楽館
2006.07.22 前へ トップへ 次へ
 北海道のエゾスカシユリを今月はじめに見てきたが、庭のスカシユリが数日前から咲いている。その脇にはカサブランカも咲きはじめた。もうすぐ、夕方には甘い香りを道行く人に感じさせるだろう。
 日立市は、日立鉱山の発展があって今の都市になった。大正6年(1917)にその鉱山の従業員と家族の娯楽施設として、東京歌舞伎座を模して共楽館を作った。戦中火災にあわず、現在、残っている。創建から50年後の昭和42年(1967)に日立市に寄贈され、日立武道館として現在活用されている。残念ながら、観客席や舞台はその時撤去されて、床張りに改造されている。その復元を考えている「共楽館を考える集い」が2年前に10周年となり、小冊子を発行した。そこには、当時の芝居小屋の役割や、建物の構造などが紹介されている。