保食神(うけもちのかみ)
2007.01.24 TOPへ
 日立市金沢町の旧国道6号で小さな川、金沢川で車を停めた。川の傍にお堂があり中を覗くと地蔵が並んでいる。その地蔵堂の後ろに「奉齋保食神」と書かれた石碑を見つけた。家に帰って辞書を見た。「奉齋」は「神仏をつつしんでお祭り申すこと」と広辞苑にある。同じく「保食神」は「うけもちのかみ」と読み「五穀をつかさどる神」とある。石碑の傍を流れる川「金沢川」の上流に長福寺という曹洞宗のお寺があり、江戸時代の義民「照山修理」の墓もある。この地帯は米があまり獲れなく、苦しい生活の中で検地が行なわれることになり、これに反対した庄屋の「照山修理」ら家族3人が処罰された。そのような地に祀られたのがこの石碑と思われる。
 日没の写真は久慈浜からの景色で、久慈川にかかる「風神橋」が見えるようだ。
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