竜子山城址
2007.10.23 TOPへ
高萩市立松岡小学校の裏手に竜子山(たつごやま)城址がある。竜子山は標高54メートルの山で、私有地であるが、今日登る機会を得た。城址には御殿跡、古井戸、水堀、空堀などが残っている。竜子山城は室町時代の高萩地方の地頭職であった大塚氏が築城したと考えられている。慶長5年の関が原の戦いの後、徳川家康に味方した戸沢政盛が竜子山城主となった。松岡城と改称し、現在の松岡小学校の敷地まで拡張する改修をした。戸沢氏の20年間の統治の後、水戸徳川家の附家老、中山氏が明治まで129年間治めた。写真は、松岡小学校前のお屋敷通りにある松村任三氏生家の門で、ソメイヨシノの学名をつけた植物学者で名高い。
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