二宮金次郎(尊徳)
2008.3.18 TOPへ
◇二宮金次郎は小田原の農家の長男として生まれた。生家の再興をはかり、小田原藩家老服部家の財政を立て直して再興を図った。この功績により小田原藩主大久保忠真(たださね)より名主役格が与えられ、飛地である下野国宇津家桜町領(栃木県二宮町)の復興を命ぜられた。
◇写真は二宮金次郎が赴任した桜町陣屋跡で、国指定史跡となっている。
◇水戸藩は各村に郷倉を作り、飢饉の時に使う非常食の保存をした。これにより天保の大飢饉の時、水戸藩では一人も餓死者はいなかった。同じく桜町の飢饉を救ったのは、二宮金次郎である。宇都宮でナスを食べた時、初夏にも関わらず秋ナスのような味だったので、村民に冷害に強いヒエやイモ類を大量に作らせた。この飢饉の予測があたり、桜町領では一人も餓死者を出さなかったという。
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