加藤孫三郎
2009.02.17 TOPへ
◇茨城大学にあった古文書「石神組御用留」は、保存状態が悪く全頁が固化し開くこともできなかった。これを茨城大学で費用をかけて10冊に仕立て直した。文字の欠落や読めない字があったりしたが、茨城大学と東海村の古文書に関心のある人たち、合わせて14名の「石神組御用留研究会」が満2年間をかけて756頁(2分冊)の翻刻版の発刊にこぎつけた。加藤孫三郎は現在の日立市、旧常陸太田市、東海村、那珂市の一部まで含む広い範囲の郡奉行で、領民を徹底して把握し細かく記録した。本日この翻刻版を入手した。氏名や地名からも検索できるようになっていて、文化6年(1809)の一年間の当時の様子をみることができそうだ。
◇写真は窓辺にあったシクラメンである。
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