次の発展に向けた改革の年
 
   新年明けましておめでとうございます   

   昨年は千年に一度という未曾有の大震災に遭遇し大変な一年でした。子供たちも心身
 ともにショックを受け暗い思い出の年となりました。しかし、日立理科クラブの活動に参加
 する子供たちは年後半立ち上がり、3年目も好調な成果を残せそうです。「モノづくりが楽し
 い」「理科が好きになった」と感想文が多く寄せられています。本当にありがとうございます。
   今年は日立理科クラブも4年目を迎えます。次の発展に向けた新しい改革が必要であり
 ます。「教育現場との強力な連携」「実験教材の更なる充実」「中学校の科学クラブ創設支
 援」等々やるべきことは沢山あります。それだけに、私たちエキスパートもより一層技術を
 磨き、知識を蓄える必要があります。研鑽努力いたしましょう。
   また今年は日立理科クラブの兄弟達を育てる年であります。すなわち「サテライト計画」
 の推進です。日立製作所の笠戸地区、日立アプライアンスの栃木地区で活動が始まりまし
 た。大手メーカーにも働きかけ、子供たちの理科力向上へ企業OBたちが立ち上がる基盤
 つくりを固めたいと考えております。将来の科学創造立国日本を支える「科学大好き人間」
 の育成へ頑張ろうではありませんか。
 最後に会員の皆さんおよびご家族のご健勝を祈り挨拶といたします。

                     平成24年 元旦

             NPO法人日立理科クラブ代表理事  佐 藤 一 男