追加メーター取り付け(その1)

はじめに
今までエンジンクーリングに対していくつかの効を奏してきた。もともと熱に弱いと言われるSWだからだ。しかし、クーリングに関するパーツを取り付けたり、走行時にクーリングに効き目があると言われる方法を試したりする度に、実際、どれくらい効いているんだろう?と疑問に思っていた。
それらを確認するという意味と、車両のコンディションを把握するという意味から追加メーターを取り付けることにした。


概 要

今回取り付けるメーターは、以下の通り。
トラスト60φ電子式ピークホールド/ワーニング温度計(水温計として使用)
トラスト60φ電子式ピークホールド/ワーニング温度計(油温計として使用)
トラスト60φ電子式ピークホールド/ワーニング油圧計
A'PEXi120φタコメーター
更にトラストのメーターを取り付けるにあたり、メーター付属のセンサーを取り付けるためにアダプターが必要となる。
油温と油圧は、トラストのオイルクーラーキットについてきたオイルサンドイッチブロックからデータを取得する。
水温は、ホースジョイントアダプターを使用してデータを取得する。
アダプター類の品番は以下の通り。
品番:TR16400720 TRUST Greddy センサーアダプターM18ワーニング用 X 2個
品番:TR16401632 TRUST Greddy ラジエターホースアタッチメント 32mm

それでこれが今回用意したパーツ類




取り付け作業
まずは油温・油圧・水温メーターの取り付けから行うことにした。
トラストのメーターは、
1.センサー
2.センサーとデータリンクユニットをつなぐケーブル
3.データリンクユニット(+電源ケーブル)
4.データリンクユニットとメーター本体をつなぐケーブル
5.メーター本体
という構成になっている。
3.4.5.は室内へ取り付ける。
私が作業の困難性が最も高いと感じたのは2.のケーブルをエンジンルームから室内に引き込む作業。
うちのSWは内装が無い分、ちょっとは作業しやすいのだろうがケーブル長が限られているため配線の引き込みには注意が必要だ。
油温と油圧は前述のサンドイッチブロック(右後輪付近)へセンサーを取り付けるので運転席後ろのサービスホールが望ましいと思い、確認したが運転席後ろのサービスホールのエンジンルーム側はインタークーラーシュラウドがありケーブルの取り回しは難しいと判断した。
となると次に近いサービスホールはセンターになるので確認することに。センターのサービスホールは燃料パイプラインが通っている他に、既設の排気温度計のケーブルも通っている。
エンジンルームの遮熱板をちょっと何とかすれば簡単にケーブルを通せそうだったので、ここを利用することに。

遮熱板を浮かせてみるとセンターサービスホールの灯りが・・・


赤丸が3.の室内コネクター。遮熱板を浮かせてケーブルを落とし込んだところ。


上の画像の状態で室内のサービスホールから覗いたところ。
こんな感じでコネクターが見えるので指でちょいとやれば室内へ引き込める。
この要領で油温・油圧・水温用の3本のケーブルを室内に引き込んだ。


室内に引き込んだケーブルには、どの配線がどのセンサー用かを把握するために目印をつけた。


ちなみにセンサー側のコネクターは、温度用と圧力用では違いがある。3ピンが圧力用、2ピンが温度用。

難関(?)の室内への配線引き込みが終わったら、次は各センサーの取り付けに移る。


左の画像で上が圧力センサーで下が温度センサー。センサーにはテフロンのシールテープを巻いてオイル漏れを予防した。アダプターの方はオーリングが付いているのでシールテープは巻かなかった。
センサーのネジはテーパー状になっており、右側画像のように根元までセンサーが入らない。中途半端な気がするがこれで良いらしい。

センサーの取り付け自体は特に難しいことは無い。
もともとオイルブロックにはセンサー取り付けようのダミーアダプターが付いているので、それを外してセンサーが付いているアダプターと交換するだけである。
 
アダプターを交換する時にちょっとだけオイルが流出するので地面に垂らさないようにオイルパックンを下にした。
右の画像は、オイルブロックにセンサーを取り付けたところだが、サイドブレーキのワイヤーが油圧センサーに干渉しそうなので、様子を見て解決策を考えることにした。

以上で、オイル関係のセンサー取り付けは完了。
続いて水温のセンサー取り付けに移る。

 
水温センサーも油温センサーと同じくシールテープを巻いてアダプターに取り付けた。
このアダプターをどこのホースに割り込ませるか悩んだが、あまり選択肢もないことに気づき画像の場所に配置した。
ここはエンジンからサーモスタットが開いてフロントのラジエターに行くホースである。
しかし、ここってサーモスタットが開かないとクーラントが流れないのでエンジン始動後、サーモが開くまで水温計の針が動かないんだよなぁ。
まあ、あまり問題じゃないけど。

以上、配線引き回しとセンサー取り付けまでを報告したが、室内の配線については、”その2”で報告しようと思う(タコメーターとかもね)。
実は現時点で室内は配線ゴチャゴチャ状態で取りあえず配線をつなげてみたという状態なのだ。
配線整理とともに”その2”を報告しようと思う。

メーターの配置くらいは見せられるので参考までにリンクしておく(夜間照明画像追加 '00.06.04)。