コーナーウェイト調整・アライメント調整

調整までの道のり・・・
スタビ交換に始まった足まわりセッティング変更作業を行ったのでコーナーウェイト値とアライメント値が狂ってしまったため、SWの足まわりのセッティングにおいて絶対的な信頼を寄せているMKスポーツに調整作業を依頼することにした。
南品川にあるMKスポーツに行くには、週末を利用して一日がかりとなるのだが、私の予定と森田氏の予定が合わずに足まわり変更後から時間が経ってしまった。
当日は13時から調整作業を予約していたが、午前中に腰を患った友人(青い稲妻氏)をお見舞いする予定があったので家を6時に出発した。
アライメントが狂った車両で高速道路を移動するのは怖かったので地道に6号国道を南下したのだが、想像を絶する渋滞により東京に入ったのが11時になっていた。さらに環七でも渋滞にはまり予定を大幅に変更することとなった。
青い稲妻氏は、思いのほか元気そうだったので安心した。
時間が押し迫っていたので、氏には申し訳なかったが、早々に発つことにした。
MKスポーツに私一人で行くのは始めてだったので、迷子になること必至だったので、少しでも時間的余裕が欲しかったのだが、迷子になるのを避けるため首都高に乗ったのが運の尽き。
湾岸線新木場を越えたあたりで13時を回ってしまったので電話を入れて遅れる旨を告げた。
結局、大井ICを出てからも迷子になりMKスポーツに到着したのは13時30分になってしまった。

調整作業
早速、準備していた森田氏により調整作業が始まった。
作業はコーナーウェイトを調整→アライメント調整と進行した。
コーナーウェイトゲージに車両を載せてみると、4輪にかかっている重量合計は、なんと1290.0kgもあるではないか!!
重いぞ!軽量化なんて言っているが、全然軽くなっていない。
ちなみに車両からは何も降ろしていない状態(フロントトランクにはスペアタイヤを載せたまま)で計測した。
常に車載している工具やシザーズジャッキも載せたままだった。
これは、コーナリング開始時にフロントサスペンションが仕事を始める状態を模擬した状態とするためらしい。
この状態でコーナーウェイトを調整するのがよろしいらしい。
更にドライバーが乗車した状態で調整する。
私が乗車すると合計車重は、1373.5kgだった。単純に引き算すると私の体重が割り出せるが、その数字は私の体重としてはちょっと重いよということだけ弁明しておきたい(どうでもいいけど)。
ゲージの値を見て森田氏が判定したのだが、右前の車高調整だった。



                コーナーウェイトゲージと調整中の車両

調整後の数値は以下のようなものになった。

         (FRONT)
     284.0    315.0
(LEFT)              (RIGHT)
     372.5    402.0
         (REAR)

ロントよりリアが重いのはミドなので当然である。
左より右が重いのはドライバーが乗ったというのとエンジンが右よりであるためだという説明を受けた。
燃料はメーター読みで4/5ほどだったのだが、SWの燃料タンクは車両中央部に位置するため、燃料の増減はあまり影響しないとのことだった。
うちのSWくらいのスプリングレートだと人が一人乗ったくらいでは車高が1mmも変わらないので、ドライバーが乗った状態で空車状態でも各車輪のコーナーウェイトの比率は変わらないとのことだった。
レートの低い車両の場合は乗車時に車高が変わりコーナーウェイトの比率も変わってくるらしい。

アライメントは、前回調整時より変更した箇所と希望するハンドリングを告げた。
前回調整時のシートをもとにハンドリングに対し森田氏のレクチャーがあり、早速調整に入った。
氏によるとキャンバー角は、フロントとリアともに同じくらいの角度が望ましいとのことだったが、今回フロントのネガキャンアダプターを外したので同等の値を出すのは難しかった。
フロントのアッパーマウントで調整できる限りキャンバーをつけて左右の値を調節した。


・調整後の値

前輪

キャスター左  4°60′
キャスター右  4°60′
キャンバー左 -2°30′
キャンバー右 -2°36′
トウ左 -0°30′
トウ右 -0°30′

後輪

キャンバー左 -3°48′
キャンバー右 -3°48′
トウ左  0°00′
トウ右  0°00′

試 乗
調整後、森田氏を助手席に乗せ近所のテストコースへ行く。
テストコースと言っても峠道やサーキットではない。
交通量の少ない一般道である。
そこで、森田氏の指示通りに運転し、ハンドリングの確認をするのだ。
氏曰く、全開走行で確認というのは、走行条件やドライバーのコンディションにより変わってくるので、ハンドリングを確認する場合は、全開ではない一定のスピードで決まった操作をして確認するのが良いとのことだった。
約3000回転60km/hでコーナリングやスラロームをした。
MKに行くまでが、ボロボロの状態だったので具体的にどこがよくなったのか不明だが、非常にナチュラルなハンドリングになった。
そんでもって、アクセルオンで、グイグイ曲がるっすよ。
あとは、サーキットに持ち込んで私のドライビングでどんな走りが出来るか?ってことだけだ。

その後
当日は、ネットで知り合ったSW乗りの佐野くんと上野くんとMKスポーツで待ち合わせしていたのだが、調整中は、なかなか話が出来なかったので、調整後、ファイミレスでSW談義をすることに。
遅くまで私に付き合っていただき、非常に楽しい思い出ができた。
また近いうちに遊びましょう!!
帰りは迷わず首都高から常磐を使って帰路についた。
やっぱ、高速は早いよ。○00km/hくらいで巡航していると絡んでくるR32のR(きっとノーマル)と遊んだりしていたら、あっという間だもんね。