車両配線・電気お勉強(超初歩編)

はじめに
自慢じゃないが私は、めっちゃ電気に弱い。
配線とかいうと拒否反応を起こしてしまうのだ。
このままじゃいかん!と一念発起し電子パーツを買い付け、取り付け練習をすることにした。
ついでにSRSエアバックをキャンセルするステアリング交換にもチャレンジした。

ということで超初心者レベルで取り付けをレポートする。
知っている人にはお笑いレポートとなるだろう・・・。


概 要

今回取り付けるパーツは、以下のとおりである。
・ULTRA スピードメーターNo.4000
・SARD アタックメーター
・NARDI スポーツラリーパンチレザー+Daikei スチールボス(型番S-710)
(既にこの時点で似たようなメーターを用意していること自体、パーツのことを理解していない証拠である(^_^;))

取り付け作業
まずは、この手の作業をする前には、バッテリーのマイナス端子を外すのが常識らしい。



ULTRAのメーターは、ECUからスピード信号線をインターセプトして信号を取り込む。
SARDのメーターは、ECUからスピード信号線とREV信号線をインターセプトして信号を取り込む。
なのでリアトランクルームにあるECUを取り外す。



上にも書いたが、今回室内に取り込む信号線は、スピードとREVの2本である。
(スピード信号は、室内にて分岐するため)
SWの場合、ECUから室内への配線引き回しは、上の画像にもあるバルクヘッドの配線穴(サービスホールとかいう)からエンジンルームへ出て、エンジンルームから助手席後ろのバルクヘッドの配線穴を通って室内へ導くことになる。
その他にも配線穴はいくつかあるようだが、今回はこの順序で配線することにした。


これは、室内の配線穴。
黄色の配線が今回引いた配線。
いっしょに写っている白い配線は、ビリオンのVFC用の水温信号線。

ECU配線から信号線を分岐するのは、分岐コネクタってなやつを使ってみた。
これなら私にも簡単に配線分岐できる。(^_^)v


マクロで撮影したのに、ピンボケ・・・

信号線を室内に引き込んだら、次は電源線の確保とメーターの設置である。
電源は、ステアリングコラムの下のパネルを外してイグニッション電源などから取るので交換を予定しているステアリングを外す作業を平行して行うことにした。

純正ステアリングは、SRSエアバックが搭載されているため、取り外す時に、エアバックが爆発したりしないのか?などとビビっていたが、バッテリー電源を外しているので、そんなことは有り得ないそうだ。ビビって損した。
エアバックを取り外すためには、ステアリングの横にある2つのトルクスボルトを外さねばならない。
トルクスのボルトを見た瞬間、トルクスのコマなんて持ってないよ〜と思ったが、親切にも買ったボスのパッケージにトルクスのレンチが入っていた。このボルトには、緩み止め剤が塗布してあるらしく、レンチにメガネレンチ等をかけて緩めないと緩まなかった。

またまたピンボケだが、これがトルクスボルト。ヘキサのようで違う。星型になっているんですなぁ。


ここと反対側にも同じ位置にボルトがある。ここを緩めるとクラクションとSRSエアバックユニットが外れる。


こんな感じで、「ポロ」って取れる。
エアバック無しだったら、クラクションパッドのみ簡単に外れるのにね。

ここでステアリングが外れるので、各種配線を接続したりする。
身体が硬いので、狭いところの作業は、辛い・・・。


もう配線がゴチャゴチャ。どの配線がどこにつながるのか分からなくなる前に急いで作業。

スピードメーターとアタックメーターは、純正スピードメーター上に配置することにした。
今回取り付けたメーターには、トリップメーター機能もあるので、純正スピードメーターもトリップも見えなくて良いのだ。
回転数もアタックメーターに表示されるので、純正タコメーターも見えなくても良いのだが配置上スピードメーターの上が良かった。
さらにアタックメーターでは、表示にプラスして、設定回転数になるとメーターのバックライトの色が赤に変わり、ビープ音でワーニングを促す。
これは、便利な機能。
最近では、シフトタイミングライトなるものを売っている。それらの多くはオルタネーターの発電電流(電圧?)を判定して回転数としているようだが、あれはエアコンやライトの使用状況によって表示回転数が変わってくるのであまり正確ではないように思う(FATTもこの方式でアフターアイドリングの時間を計算している)。
アタックメーターは、ECU信号をインターセプトして表示しているのできっと正確なものだと思う。
走りに夢中になるとタコメーターさえ見ている余裕が無くなってしまう私にとっては、ビープ音でレブカウンターを知らせてくれる機能は重宝しそうだ。
とりあえずワーニングは7000回転に設定した。



ちょっと見づらい画像だが、アタックメーターの上部にULTRAのスピードメーターがある。
純正スピードメーターと純正ブースト計、左ウィンカー灯が犠牲となった。


ナルディのスポーツラリーは、上の画像の通り、ステアリングがオフセットされているので、足元に余裕ができた。
元来、無駄に身体の大きい私には、足元の空間確保は深刻な問題だった。
外径が35φになったので、純正ステアリングより若干小径になったことになる。


感 想
取り付けについては、説明書を良く読んで理解すれば、あまり難しくないことを実感。
ただし、今回の作業には、4時間ほど時間がかかってしまったので、ショップに依頼する場合、技術料というより、時間を短縮できるという点でメリットがあるかも?
ただ、自分で取り付けるのは、楽しいし、今回の勉強内容を生かして、今後、電装についてショップに依頼することは無いだろう。
メーターに関しては、ULTRAのスピードメーターは、数字表示色が赤で昼でも夜でも見やすい。あまり見ないけどね。
アタックメーターのレブ表示は、10回転単位で表示されるのが、手抜きだなぁと思った。と言っても1回転の違いを見てるのか?と言われると全く見ていないから10回転単位でも問題ないのだが。
やっぱり、レブカウンターワーニングが良い。それだけでも十分満足。メーターの表示自体は、ちょっと見づらいかなぁ?
上手く撮れるなら夜間照明の画像を載せてみたい。