ひろば57-1

百年塾フォーラム
 日立の海と山の産業を考える
 百年塾産業部会では市民の食生活に密接な関係にある魚、米、野菜などの生産者をパネリストに、「日立の海と山の産業を考える集い」をシビックセンターで開きました。集いでは、農業や漁業の活性化の為に関係者から現状と課題の報告を受け、生産者と消費者が意見を出し合いよりよい方向を探るものです。
漁業・農業のさまざまな問題点が語られる
 フォーラムでは水産業の小泉光彦さん、大貫茂雄さん、農業の古市洋治さん、行政から吉成明産業経済部長の4名のパネリストが現状や問題点を報告。行政、飲食業など参加の市民から熱のこもった意見が交わされました。
 はじめに農・水産業の現状として、漁業就業者は平成12年は235人で昭和52年の約半分。農業専業者は平成12年は1,447戸5,507人で10年前に比べ700戸2,000人の減となっており、いずれも従事者の高齢化や後継者不足の悩みを抱えています。
 また、日立市はアンコウの水揚げが県内でも有数であることや、新鮮ならどんな魚でもおいしく食べられることなどが意外に知られていないこと。工業都市という日立市の性格から兼業化が進み、耕地面積の減少などにつながっていること。米は地場産が一番おいしいが、流通の関係で地元で消費されないことなどが報告されました。
 一方参加者からは、アンコウがどこで食べられるか分からない。若い年代はもちろんのこと、魚の料理の仕方を知らない人が多い。などの意見が出されました。それらの解決策としては、日立にアンコウの専門店がほしい。全国規模のアンコウフェスタを開催するなど飲食業者や市民が一体となった動きが必要。地元産の良さを積極的にPRすべきである等の意見が出されました。
 これに対して、漁業者側からは、ここ数年、小学校で出前授業などをして水産業への理解を深めている。今後は魚の料理教室も開きたい。農業者側からは、安心・安全で新鮮な地元産の野菜の提供に努めたいと。また行政からは、日立市は都市型農業に位置付けられているが、地域それぞれに合った政策が必要。これからは第1代2第3次産業といった区分ではなくなる時代。産業全体を通して考えていかなければならない、などの発言がありました。
 フォーラムの最後にコーディネーターから、手軽に食べられるファーストフードが盛況の現代社会の中で、食材にこだわったり手間をかける「スローフード」のすすめもあり、海と山の産業のみならず食文化も見直す有意義な集いとなりました。

パーティ料理
 食材にこだわる
手際よく準備中
手際よく準備中
 集いの後、パネリストを囲んで開催された交流パーティでは、日立の海の幸や山の幸にこだわった食材を料理、久慈漁港で水揚げされた、さよりやたこなどの刺身、あんこうのどぶ汁、中里産のそば粉を使った二八そば、異業種18名のチームで育てている、あわびなどに舌鼓を打ちました。
 新聞をみて参加したという、鎌田町と旭村の農業生産者の人たちも「おもしろい企画ですね。自分たちの活動にも取り入れられないかと参加してみました。参考にしたい。」と話していました。
 魚を使ったアイディア料理も提供し、料理を応援した久慈漁協と久慈浜丸小漁協の婦人部の人たちの手際の良さに、パーティを担当した人たちはすっかり魅了されました。

日立さくらまつり
 百年塾「昔あそび」コーナー開設 4月6日(土)〜7日(日)
平和通りを中心に多くのイベントが開催されます。百年塾でも昨年のさくらまつりで大人気の「昔あそび」「出会いの休憩所」などのコーナーを設けます。桜見物の際はお立ち寄りください。
百年塾推進委員を募集
 4月から推進委員として新たに活動できる方を募集しますので、お気軽にお申込ください。
 申込・お問い合わせ 百年塾サロン(電話23-9165)へ
14年度総会のお知らせ ■4月26日(金) 午後3時30分〜 日立シビックセンター

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