ひろば62-2

 思いを伝えるかたちいろいろ

 豊かなまちづくりをめざし、自らの活動や思いを「ことば」で「動き」で「音」で人に伝え、そこからさらに輪を広げている人たちがいます。

信頼される警察に  日立警察署

茨城大学工学部で初の講義 近年刑法犯の認知件数は増加の一途を辿り、県内での発生もこの十年間で約2倍に。日立警察署はこれを機に、犯罪の抑止と市民の防犯意識の向上をめざし、平成14年度、百年塾市民教授に登録しました。
 同署は、21世紀の社会を担う若い世代への働きかけがより必要と、昨年は茨城大学工学部で木村光義警務課長が「治安事情の現状と警察の課題」と題して講義。多種複雑化する犯罪の実状や被害者支援対策、道路交通法などの話に、約200人の学生たちが熱心に耳を傾けました。講義後、「警察がこんなにも犯罪防止や被害者支援の努力をしている事を知り感動した」「警察を信用してみようかなと思った」などの感想が寄せられました。
 また最近では職場体験で中学生が警察署を訪れる機会も多く、子どもたちの夢を壊さないよう日立署全体で対応に気を配っています。
 「治安の回復に最も大切なのは官民が一体となること。そのためには私たちひとり一人が初心に帰り、市民から信頼される警察官になることだと思います」と木村課長。
 犯罪の凶悪化や低年齢化、さらにはコンピューターや出会い系サイトなどによる新たな犯罪の発生など治安が大きく揺らぎ始めている今、私たち市民も安心な安全な社会づくりについて認識を新たにする必要があるようです。


共に楽しめる環境を 車椅子社交ダンス

ますは楽しく! 昨年9月に発足した「矢車草の会日立」は、車椅子でダンスをする人のパートナーとして踊るボランティアグループです。「Shall wheel dance? (車椅子ダンスをしませんか)」を合い言葉に、全国に180の支部をもつ「車椅子社交ダンス普及会」の日立支部として日高公民館を拠点に活動しています。
会員は支部長の加藤雄三さんを中心に35人。会員の多くは60歳以上で、ダンスを趣味とする人たちが、定年後の楽しみや社会貢献を兼ねて集まったそうです。夫婦揃っての会員もいます。
練習は健常者側(パートナー)と車椅子側とを交代で。パートナーは車椅子の人の手を取り、車椅子ごとリードします。会の発足までに1年半練習を重ね、ワルツ、タンゴ、ルンバなど、多くの種類のダンスをこなしています。
昨年は保健センターでの体験教室も実施。初めての人でも踊れるようにフォークダンスも取り入れ好評でした。
誰もが共にダンスを楽しめる環境づくりをめざし、一緒に踊りませんか?


心に響くハーモニカ ハーモニーフレンズ

日立市ボランティアグループ連絡会総会で昨年10月、「ハーモニーフレンズ」が日立市社会福祉協議会から表彰されました。
 今回表彰されたきっかけは、社協の福祉ボランティアまつりの裏方として音響設備の準備から関わり、更に演奏活動を通して市民と喜びを分かち合ったことなどが認められました。
 ハーモニーフレンズは平成7年「熟年研究会(現、熟年ネットひたち)」の中のメンバーが、定年後何かを極め生きがいをもった生活を送りたいとの気持ちから始めました。最近では演奏回数も増え、昨年は1年間で36回も演奏をしました。「多くの人たちとのふれあいやそこから得たことは大きな財産。それが認められたことは何よりの励みです」と会長の鈴木重四郎さん。
 活動は市内のみならず、北茨城市、高萩市、金砂郷町と範囲を広げてきましたが、これと平行して地元の老人会や福祉施設の訪問、若い人たちの育成、情操教育などにも力を入れていきたいとのことです。  またメンバーそれぞれが練習の合間を縫って、多賀公民館や那珂町、金砂郷町、などで講座を開いて仲間を増やしているそうです。1月には女性4人のグループ「チェリーズ」も誕生し、元気に活動を始めています。


まちの案内人講座が修了 まずは知ることから

現地研修も 昨年の12月から2月まで7回シリーズで開催した「日立のまち案内人・日立のまちを知る」講座が終了しました。この講座には43名が参加、日立市の歴史を中心とした講義を熱心に受講しました。
 受講生の日高恭子さんは「日立市に越してきてまだ半年くらいなので、日立のことを知りたいと思って応募しました。企業がどんどん発展していく様子を知ることができ、回を重ねる毎におもしろくなりました。この講座が続けられればまた参加します」と話していました。
 この講座は多くの市民が日立のまちを知る機会をつくると同時に、まちの案内人として活躍する人を増やし、日立を訪れる人たちに紹介する「まちづくり人財」の養成を目指すものです。
 各種機関と連携してこの人たちが活躍できる場を提供していく予定です。


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