東海道,山陽新幹線から見えて、一度は行って見たい観光地,有名な場所といえば富士山と姫路城でしょう。(私が思っているだけ?)新幹線に乗って姫路駅を過ぎるとき山側の窓に見える姫路城。空に向かって建ち並ぶ天守群と白く美しい白壁の広がり、天を舞う白鷺のように見える姫路城。世界遺産にも登録され、いつかは行ってみたい!近くで見て見たい!と思っておりました。そこで、05年9月に行ってきましたので、報告します。

現在の姫路城は慶長6年(1601年)から8年の歳月をかけ池田輝政が建てたものですが、一番最初に姫路城を建てたのは赤松則村の二男、貞範(さだのり)です。当時播磨国上郡で勢力を誇っていた父則村は、鎌倉幕府を倒そうとする後醍醐天皇に加勢し、千二百騎の兵を現在姫路城のある姫山に集結させ、京都に向かい大きく貢献しました。そしてその13年後の1346年に父の意向を受け二男の貞範が姫山に山城を築きました。これが姫路城の始まりとされています。
しかし、その後、羽柴秀吉が三層の城を築くまではほとんど大きな動きはなく、姫路城は小さな山城でしかありませんでした。

現在国宝に指定されている城は、松本城、彦根城、犬山城と姫路城の4つのみです。

姫路城は平成5年(1993年)12月に世界遺産として登録されました。


姫路駅北口から出ると正面に姫路城が見えます。歩いて15分とのことなので、ここは歩いて行きました。

   

  

 歩くこと15分、姫路城が目の前にそびえたちます。  最初に大きな門が出迎えます。  門をくぐると城内に入ります。最初に目に飛び込んできた
 のが「世界遺産 姫路城」と刻まれていた石碑でした。

  更に、姫路城向かって歩いて歩いて行くと、この写真の位置くらい
で、入場料を取られます。600円。また、このときは荷物をキャリー
に載せていたので、係員から「城内はキャリーをひいての歩行は禁
止ですので、ロッカールームに預けていってね!」と言われました。
しかし、ここはロッカールーム代がもったいないと思い,城内一周な
んてあっという間に回れるさと思いキャリーが付いた荷物を肩にかけ
て行く事にきめました。これが悪夢の始まりでした。 
   
城内に入ると、いがいと外人の方が多いことに気が付く。さすが世界遺産だね。

 壁には三角や四角・丸の穴が開いていて、ここから鉄砲
 を撃っていたとか

 城内は、迷路のような作りです。本当にお城に向かっ
 ているのかと不安になります。
 背の高い門や低い門もあります。

姫路城の白壁には、長方形、丸、三角などのいろいろな形の穴が開いています。これは狭間(さま)と呼ばれるもので、侵入者を見張り、そして侵入者めがけてこの穴から矢や鉄砲で攻撃を仕掛けるために作られています。
丸と三角は鉄砲、長方形はを放つ窓で、それぞれの組み合わせや並びはバランス良く配列され、戦いの仕組みとしてだけではなく美しさを持ち合わせています。

迷路みたいな道をあれよあれよと歩いていると、「ここからは
靴を脱ぐように」。?と、ここで、気づきました!このまま
お城の中に入って行くことを。大きなカバンを2つ肩からかけ
て城の中に・・・
城の中には当時の武器や美術品が展示されていましたが、
カバンが重く見ている余裕などなりませんでした。また、階段
の傾斜がきついし狭いし、フットサルで鍛えている体も悲鳴を
上げ汗だくだくでした。ここだけの話ですが、何度もカバンを
柱にぶつけてしまいました。 
     

 天守閣です。景色が良く風が気持ち良いのなんのって。  天守閣は、意外と狭く祭壇がありました。  姫路城の高さは、石垣が14.85m、建物が31.5mもあり、姫路
 城自体が姫山(標高45.6m)の上に建っているので、トータル
 の高さは92mにもなります。

 

天守閣から南西の方角を見た景色です。
当日は曇りで あいにくの天気でしたが、天守閣から見える景色
は最高です。
この景色が見れただけで姫路城に来たかいがありました。

   

     
姫路城の上山里(かみのやまさと)とよばれる広場に、お菊井戸と呼ばれる古い井戸があります。この井戸は、播州皿屋敷で知られるお菊さんゆかりの井戸でよく知られた怪談話が残されています。約450年前の室町時代中期、姫路城執権の青山鉄山(てつざん)は、城を乗っ取ろうと、城主を増位山の花見の宴で毒殺しようと企てていました。
 それを察した城主の忠臣、衣笠元信(きぬがさもとのぶ)は、愛人であるお菊を鉄山の屋敷に奉公させて企みを探らせ、
鉄山の息子小五郎から父の陰謀を聞き出しました。
 この知らせを聞いて元信は、花見の宴で城主を毒殺しようとする鉄山の陰謀を阻止することができました。その後もお菊は、鉄山の屋敷で動向を探り続けていましたが、鉄山の同士町坪弾四朗(ちょうのつぼだんしろう)に気づかれてしまいます。
 ところが、以
前からお菊に好意を持っていた弾四朗は「黙っている代わりに自分のものになれ」とお菊に言い寄りました。しかし、お菊はその条件を聞き入れず、弾四朗に折檻されます。それでも強情に言うことをきかないお菊を憎らしく思うようになった弾四朗は、ある日、お菊が預かる家宝の十枚の皿うち一枚を隠してその罪をお菊に負わせ、ついにお菊を切り殺し庭の井戸に投げ込みました。
 それからというもの夜ごと井戸の底から悲しげな女のか細い声で 「一枚、二枚、三枚、四枚、五枚、六枚、七枚、八枚、九枚・・・・・」と皿を数える声が聞こえるようになりました。
その
お菊が投げ込まれた井戸がお菊井戸だと言われています。

 最後に、姫路城は遠くから眺めていても美しいが、近くで見ると更に圧倒される美しさです。お城といえば名古屋城しか行った事のなかった私ですが、姫路城を見て他のお城も見てみたくなりました。実家の名古屋に帰ったときには国宝の犬山城(愛知県犬山市)にも行ってみたいと思います。