第21回・法人会全国青年の集い・愛媛大会を前に、早めに現地を見てくる必要が
発生したので出かけたのですが、思いがけず小旅行を楽しむことが出来ました。

目的
 
 その1・毎年行われる「大きな輪」の懇親会場を見つけて予約をする。

 その2・大会会場から「大きな輪」会場へのルートを調べる。

 その3・茨城県の会員が、団体で宿泊できるホテルを探し、予約する。


かなり前に、ネットの楽天旅行サイトからANAを利用する企画で申し込みをしました。
道後温泉 オールドイングランド 道後山の手ホテルを、2泊朝食付き航空券で。
これがとてもお安いものでした。  ちなみに、49,000円よ♪

羽田空港・第2で発券器に予約番号を入力するとチケットが出てきました。
そのチケットを搭乗手続きの機械に入れ、好きな場所を指定すると座席の予約が終了。

お昼前だったので、軽くランチを食べると搭乗の案内がありました。
全日空・589便 羽田空港発 12:10   松山空港着 13:35

快適で、あっという間のフライトを終えて到着した松山空港は、コンパクト&小奇麗。
松山市内まではリムジンバスに乗って20分程度。
料金はJR松山駅まで300円、繁華街である松山市駅までが400円でした。

松山市内には路面電車がたくさんのルートで走っており、その中には坊ちゃん列車
というものまで走っています。本数が少ないのでなかなかお目にはかかれませんが。

で、結構速いスピードで車と競争するかのように市内を駆け抜けて、たどり着いたのは
道後温泉駅です。

      
           やさしい色使いで、風情を感じる駅舎です

振り返ると、その坊ちゃん列車が展示してあり、記念写真を写す人が絶えません。

      
      市内を走っている姿は、ちょっと頼りないほど、小さいんだもん(^^;

またまた振り返るとからくり時計が立っています。

          
     毎時0分にからくり時計が始動するらしいのですが見てません(^^;

僕の泊まるホテルまではこのアーケードを抜けていきます。

       
      お土産屋さんやカフェなどが軒を連ねています

お土産にはこんなものが。

      
               砥部焼きの食器がずらり
     
         
       伊予絣のお土産は、紳士者のベストまでありました
  
   
    南蛮渡来のカステラと柚子の香りが引き立つ餡のハーモニー

      
   鹿児島ならさつま揚げ、松山はじゃこてん(かまぼこを揚げたもの)
   ここのお店は、ロープウェイ街にありました。

僕の宿泊したホテルは、オールドイングランド・道後山の手ホテル

法人会青年部の十数の単位会で組織されているオフ会「大きな輪
この懇親会会場にさせていただきました。


松山に住む、ゴルフ仲間が夕食をご一緒してくださいました。
夜の大街道を歩いて、辿り着いたのはここ<遊心楼・回

         
  一階はステーキハウス・二階は居酒屋・三階は宴会も可能

           
         沖縄の野生、アグー豚の鉄板焼き

このアグー焼きは絶品です。
他にも美味しいものがたくさんありました。
食事、宴会など、ご予約の上でお越しください。

ホテルに戻り、ホテルの温泉に浸かり、疲れを癒すと、もう二日目に突入です。

この日は松山城に昇りたいと思い、また路面電車で市街地に戻りました。
県庁の裏、結構高い山に建立された松山城は、三大連立式平山城のひとつ。

     
     ロープウェイ街という商店街の中心にあるロープウェイ乗り場

      
          山頂駅の画像・10分ごとに発車します

この日、僕は同じルートを登っていく一人乗りのリフトに乗りました
吹き渡る風も涼やかで、とても気持ちが良かったですよ(11月ではどうかな?)

のんびり石段を登っていると、松山城ボランティアガイドさんが誰にというわけでもなく
消失した門の補修に付いて語っていました。
僕が立ち止まると、僕のほうに向かって話し出すので、遠慮なく聴きました。
石段を登りながら、僕だけに道後温泉にまつわる歴史について語ってくれました。

         
       天守閣をバックに、ボランティアの安平賢三さんと
 
聖徳太子の時代から正岡子規やら坂の上の雲、夏目漱石まで、良くぞ覚えたり。
嬉しそうに話す安平さんとその度に知らないことを聴いて驚く僕。
良いコンビネーション。 どちらにとっても幸せな一時間でした。

僕はその後、天守閣に登って360度パノラマの市内を見下ろしながら、なぜか
食糧問題・雇用問題などについて、深く思いをめぐらせておりました。

なぜ、食糧問題だったのか……お腹が空いていたとしか考えられない(^^;
友人に紹介されたのが「懐石 緒方」

       
このお店は司馬遼太郎の「坂の上の雲」の主人公「秋山兄弟」の生家の隣のとなり。
松山市歩行町(ロープウェイ街から大街道に戻る中間あたり)です。

昼は2100円のランチと、懐石料理が3675円、5250円の3種類だけでした。
僕は3657円の懐石を2時間もかけて頂きました。
僕と同世代のご主人は中学の頃から包丁を握り、大阪の懐石料理店で修行を積んで
こられたそうなので基本的に薄味で、常連のいいお客さんが多いようでした。
昼も夜も、かなり美味しいものが食べられそうです。


午後は松山のゴルフ仲間に連れられて、オープンしたばかりのゴルフスタジオへ。
ここ、ゴルフスタジオ・anfee は、茨城の勝田ゴルフクラブで研修生をしていたこともある
下田プロが、プロコーチとして立ち上げたお店。

      
 5打席の広々とした練習場で、デジタルビデオを駆使してレッスンを行います

      
     左と右、別に撮影した画像をシンクロさせて比較検討もできます

僕もチェックしていただきましたが、同じくプロコーチであるマイク小西さんに教えられた
スウィングを、誤解して覚えていたことを見破られて冷や汗……

     
    左はマイク理論のスウィングでカット打ちしてしまったもの
    右は同じトップから遠心力を使ってアウトサイドに振りぬいたもの

比較すると、その違いは歴然でしょう?
フィニッシュでの腰と肩の納まり具合が、球筋の正確さと力強さを物語っています。


夕方、汗まみれになってホテルに帰ると、映画「千と千尋」のお風呂屋さんのモデル
にもなった「道後温泉本館」に入浴のために行きました。

    
    観光の名所だけあって、人力車もいれば観光客もたくさん
    駅から続くアーケードを抜けたところで撮った画像です

     
    これは温泉街の坂の上から降りてきた角度からのアングル

   
                    料金表

    
                  店内の解説色々

   
         神の湯・東の画像(西もあるけれど同じつくり)

僕は浴衣を借りて、二階でお茶を飲みながらのんびり出来るコースを選択。
       
         
           と言っても、こんなものですが(^^;

館内には、夏目漱石が通ったお部屋も残されており、見学できます。
昔、日露戦争当時には、捕虜となったロシア兵が道後でのんびりと温泉に
入っていた記録があるそうで、今で言う軟禁みたいなものだったのかしら?

なぜか、温泉を出るとこんなお店が口を空けて待っていたのです。

     
   地ビールが美味しいらしく、浴衣姿のお客さんがいっぱいでした


夜になると、また、大街道に繰り出して、この夜は鶏料理で有名な「くし秀」

         
         ポジョ(スペイン語で鶏)が中心のお店

この夜はゴルフ仲間がもう一人増えて、網焼きで魚介類を頬張りました♪
大勢で訪れても、近所に系列の料理屋や鮨屋があるので大丈夫。
是非、予約をして行ってみてください。


最終日、僕は、ようやく本来の目的地であった愛媛県立文化会館の前に立ち
温泉街からの徒歩時間を計測しました。
大きな輪を開催する山の手ホテルまで、約15分です。
集いの懇親会でほろ酔いになって、酔い覚ましにはもってこいの距離。
もちろん、150円を支払って路面電車に乗り、2駅進むも結構。

   
       でかい。広い。とにかく立派。 茨城県も真っ青っす。

ここではこの日、どこかの団体が全国大会を開催中で、大変な賑わい。

      
                エントランスも有効活用

     
                こんな感じの建物です

          
           とにかく頼りになる路面電車(最新型)

路面電車はいくつかの系統があるので、乗車には注意が必要です

        
     路面電車とバス・1日中乗り放題のチケットもあります
         
300円でどれでも乗り放題って、お得? バスや電車の中でも買えます。

     
     22時を過ぎると、寂しい…… 後はタクシー頼みでしょうか
     これは県庁前の駅(停留所?)運行表です。
     文化会館まで5駅、道後温泉まで7駅です。

最後の目的地、この4月28日、県庁の隣にオープンしたばかりの記念館
「坂の上の雲ミュージアム」に行ってきました。

    
      入り口はなにやら古めかしい門をくぐって……

    
          見上げると、ガラス張りの綺麗な記念館

道後地方の歴史がちりばめられていて、面白い。

       
       館内のコンピュータで検索できるデータは豊富

しかし、豪華な建物の姿とこのコンピュータを見比べて、情報量はそれほど
変わらないような気がしてしまいました。  

先ほどの門を出ないまま、山の手に歩いてゆくと……
愛媛県美術館・分館がありました。

     
  旧松山藩主の子孫である久松定謨(ひさまつ・さだこと)伯爵の別邸

二階へ上がって100円を支払うと、正岡子規の絵やこの地の画家の絵を
少しではありますが見ることが出来ました。

同じ敷地内には障害者の自立支援のお店があり、ダウン症の子供たちが
活き活きとお客さんに接しておりました。

     
             可愛いお店でしょう?

           
     僕はこの「じゃこてんうどん」「トコロテン」を頂きました

    
     これは県庁前(松山城)の方向から見た入り口

大街道を入って、松山市駅まで続く「銀天街」を通り抜けて、松山市駅へ。

     
     全長3kmはあろうかと。すごいアーケード街でした!

松山空港に向かうにはまだ時間があるので、駅と高島屋が一体化した屋上へ。
そこにあるのは、名古屋にもあって有名な空中観覧車っす。

その名も 「くるりん」  可愛いでしょ?

      
        堀のように見えるのが「銀天街」 
        ずっと先から左に曲がると「大街道」 

      
       殆ど同じ高さに、松山城が見えました
       昨日はあそこから、この「くるりん」を見ていたのですが


松山市駅からリムジンバスに揺られること17分。 300円。
かなり繁華街から近い空港という印象です。

チェックインを済ましてから、ロビーにあるマッサージコーナーへ。
30分間、腰から上を重点的に揉んでいただいて、3150円っす♪

帰路はこの飛行機
   全日空・596便 松山空港発 16:20   羽田空港着 17:45

16:20発の飛行機は、なんと羽田空港に17:25に到着。
余裕を持って20:30には帰宅できました。


この小旅行では、たくさんのホテルマンにお世話になりました。
たくさんの店主や店員さんにお世話を受けました。
たくさんの友人が僕を迎えてくれて、励ましてくださいました。
ゴルフのプロコーチも、僕の欠点を教えてくださいました。

人のご縁と、そのやさしさに深く感謝をしています。
また、3つの目的が果たせた安堵感に包まれながら
この旅日記を〆たいと思います。


社団法人 日立法人会青年部 青年部会長 煙山 弘

 文責はすべて私、煙山にあります。


2007年 6月 4日〜 6月 6日
愛媛 松山 道後温泉旅日記
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先乗り日記を踏まえて、2007年秋、本番の青年の集いに参加した報告を続けます。

全国青年の集い  参加報告

愛媛は暖かい♪

水曜日に先乗りをした僕は、茨城の会長と共に松山の夜を探索。
美味しいお料理もたくさん戴きました。
金沢のときに続いて、今回も根城になるお店を確保。
安心して会員を連れて行けるお店だと思ったので、松山にいる3夜とも通ってしまいました♪

明けて木曜日
松山市に住む友人と、その師匠とのラウンドが実現しました。

            
             サンセットヒルズカントリークラブ

バックティーからだったので距離もたっぷりあって、手ごたえ充分。
友人も体調が悪いのに付き合ってくれて、有難かったです。
師匠は「流石にハンディキャップ・1」というレベル。
あんなゴルファーになりたいものです。

夜は、全国の会長さんたちが集まって前夜祭。
その後には、茨城県内の会長さんたちが集まって茨城ナイト。
もちろん「根城」のクラブで開催しました。

          

いよいよ全国大会も本番です。

金曜の午前中は、全国444地区の会長さんたちが集まって討議をしました。

ランチの後、2時からは宮本信子さんのミニコンサート。
役者、歌手、伊丹十三記念館の館長・・・マルチな宮本さんを味わいました!
流石、役者さんが歌を歌えばこうなるのね?  という感じでした。
上手ではないかもしれないけれど、歌の中に入り込んで歌い上げる能力は
なかなかに僕たちをひきつけるものがありました。

今は亡き伊丹十三を、思い出して歌詞を書いた「シャンパンが開かない」
この歌を聞いた僕たちは、人間が心に抱く様々な想いを突き付けられて困惑し
また、それ以上に、人間の心の豊かさに感動しました。

       
           日立から駆けつけてくれた仲間と記念写真

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大会式典も厳かに執り行われて、来年の開催地である長崎県にバトンタッチ。
また、来年も楽しみです。

懇親会もそこそこに、「おおきな輪・IN 松山」の会場となっている山の手ホテルへ。
某・野球チームが秋季キャンプにお泊りになっているので、邪魔をしないように(^^;

和太鼓集団「鼓太朗」の梅崎さんとも打ち合わせを。

大会出席とおおきな輪の運営のために駆けつけてくれた2名の友人の力を借りて
何とかスタート。
4月に亡くなった、おおきな輪を生んだ愛知県の先輩のために黙祷を。

           taiko
           和太鼓集団・鼓太朗(こたろう)の演奏

出陣:戦に出帆する荘厳な太鼓の響きは、心に勇気をもらえます。
勝ちどき:戦に勝利して、喜びを体中で表現する太鼓を打ちながらの踊りです。

体操の池谷選手の若い頃そっくりな梅崎さんの解説に続いて、道後囃子(はやし)
思わず踊りだしそうになる楽しさを体感しました。

これで終えるはずが、会場からアンコールを、との声。
演者も、演奏のチャンスが増えて嬉しいし、僕たちも盛り上がるのよ。

勇壮な、うきうきする、素晴らしい楽曲なので、僕たちもノリノリ♪
最後にはスタンディングオベーション&拍手の嵐!

彼らに御礼をして見送り、やがて各地青年部の自己紹介タイム。

岩手県から鹿児島県まで、土地柄も方言も違うけれど、同じ志で集まった仲間。
友情という輪で繋がった「おおきな輪」の将来は……

来年が長崎県で行われるため、鹿児島の仲間に企画運営をお願いすることで一致。
次が10回目となるこの会ですから、何とか多数の仲間を集めて行いたいな。
また会いたい仲間が日本中にいるということが、素晴らしいのだと思います。


友情に支えられて、おおきな輪も無事に終了。
日立の3人で、また松山市内に降りて行って、昨夜と同じお店で、乾杯。
最後はお寿司屋さんで、乾杯。

明けて土曜日

道後温泉の山の陰、道後温泉ゴルフ倶楽部で、ブログ仲間でありライバルでもあるFD君
木曜にお世話になった師匠と、美味しいアグー豚を食べさせてくれるお店のマスター
その3名に囲まれてのプレー。

          
         山岳コースですが、コンディションは最高!

OBも連発で満足できるないようではありませんでしたが、旅の途中のラウンドとしては
申し分の無い出来栄え。
ライバルとは引き分けで終わりました。
彼が空港まで送ってくれましたのでストレス無く帰路に付くことができました。

日立の仲間、日本中の仲間、松山の仲間、彼らに支えられ、励まされたおかげで
無事に4日間を走りぬくことが出来ました。
皆さんに感謝をしつつ、報告とさせていただきます。