第17回 全国法人会青年の集い 鹿児島大会

今年もこの時期がやってきたのです。
いろいろな団体の全国大会があるけれど、一種独特な雰囲気の法人会のそれは、僕の中にどっしりと根を張ってしまったようです。

 ここ数年の開催地を見てみましょう。

今回の開催地である鹿児島は、暖かい気候と優しい人々のいるところと聞いていましたが、11月半ばなのに本当に気温は高くて汗ばむほどです。

茨城県法連の事務局がセッティングしてくれたツアーに便乗した小生は、県内の部会長さんたちの暖かなフレンドシップにより、日立からの連れがいなかったことを淋しく感じないで済んだのです。
この場をお借りして、お世話になりました各単位会のメンバーに感謝いたします。

チャーターバスに乗って、空港から向かったのは「名勝・仙厳園」でした。
 
 セルフポートレート        あまりの暖かさに白いシャツだらけ

ここには色々なものが点在していて観光するにはうってつけでしたが、時間があまりなくて残念でした。
 
敷地の中にある薩摩切子の展示館にて、美しい切子たち


バスに揺られて城山に登って見下ろした鹿児島の町と桜島の遠景は見事


二箇所の観光を終えると目の前にある城山観光ホテルでの部会長サミットに出席するために、各単会の部会長だけが下車して登録をします。
皆さんは次の観光に行くらしいのですが、僕達は基調講演を聞くことに。


 挨拶は青年部連絡協議会 会長の佐藤一也さん
 はて、いつかどこかでお会いしましたか?

財務省主税局企画官である藤城眞さまの、日本国の税金の現状と、今後の展望についての、データを基にした判りやすい解説は、部会長だけでなく、会員全てに聞かせてあげたい内容でした。
 
  藤代さんはほとんど演台に上がらず、僕たちの中に入り込んで熱弁を!

翌日に予定されている部会長サミットPart2の顔ぶれを、夜のうちに揃えて自己紹介を済ませて、仲良くなってもらおうという企画で、祝宴がありました。
しかし、10名の予定が4名だけで淋しく、しかししっかり盛り上がりました。

僕たち茨城県内の部会長は、中座して茨城県連の交流会に向かいます。


すでにお酒に飲まれた人たちが騒いでおりましたので報告は割愛

常陸太田の大谷部会長たちと行動をさせていただくことになり、二次会へ。
登録時に手渡されたガイドマップを片手に、何とか予約を入れて「クラブ・アゲイン」に行って楽しく飲みました。

続いて、そこで紹介されたお店「ラウンジ・ローズガーデン」に向かいました。
そのお店のママはとても美しい方で、でも、全然お澄まししていないのが良いです。


晶子ママとのツーショット・携帯のカメラで撮ってもらいました

そこも一時間ほどでお開きとなり、もう帰るのかと思ったのですが、まだまだ小腹が好いていた僕達は、美味しいと有名な「豚とろ」と言うラーメン屋さんへ梯子です。

 
小雨降る夜中だと言うのにお店の外まで列を成す客は、わが同胞ばかりなり?

翌朝、部会長サミットへ出かける前に散歩をしました。

 
いまだに色々な形の綺麗な路面電車が走っていたので、数台をチェック

さて部会長サミットPart2、全国から440名を超える部会長が一同に会する会場は、さすがに熱気にあふれていました。

昨日に続き、またまた佐藤さんの挨拶
     
財団法人全国法人会総連合 青年部連絡協議会 会長の佐藤一也さんが歓迎の挨拶をしますが、またもどこかで見たことがあるような感じがします。
円卓に向き合った9名の部会長さん達は、名刺を交換して自己紹介を済ませ3つのテーマで討議をしました。

 

 
トータライザーと、円卓会議でご一緒した各地法人会の部会長さんたち

参加者にはひとつずつトータライザー(無線カウンター)が手渡されて、アンケートの項目ごとに自分の答えをアンテナに向けて送信し、集計をすばやく出来るようになっています。
下の3枚は、茨城県連の部会長さんたちのグループです。
 
右の笑顔が青木さん            左端は常陸太田の大谷さん

 
発表を背に冷静な下館の木城さん      左がクールな(?)土浦の磯山さん

 
総評は直前会長で顧問の折谷 泉さん

熱心な討議を終えて、昼食を摂っているとアナウンスがありました。
種子島に伝来した「火縄銃」の試射セレモニーがあるということでした。


五人で連射したときには、ちょっとびっくり!

思った以上に大きな音がしてびっくりしましたが、重い鉄の玉を飛ばすにはそのくらいの火力は必要なんでしょう。

さて、いよいよ全国大会の式典の時間です。


各界、とくに税務関係のゲストに多数お越し戴き、式典が厳かに行われて、ご挨拶と祝辞、表彰などがあり、いよいよ来年度の開催地の披露です。


次回開催は「現場を歩いて県政を変えた」ことで有名な知事のいる「鳥取」です

鳥取の梨原大会会長をはじめ役員、部会員のみなさんは裃を着込んで、見事な口上でモニターに映る画像の内容を紹介します。

大会の後には参加者のために「3つの分科会」があります。
一つ目は「最新アントレプレナーズ事情」と題して、マーケットコンサルの西川りゅうじんさんと、企業経営コンサルの村上力さんがやり取りをして新しい日本的経営の進むべき道についてディスカッションを行いました。


 軽妙なやり取りで、経営や企業ビジョンなどを語るお二人

 
西川りゅうじん さん      村上 力 さん

僕が見られなかった二つ目は「時代のトレンドを読む」と言うテーマでもとのNHKアナウンサーの宮崎緑さんでした。
今は千葉商科大学助教授をしており、奄美大島の「奄美パーク」では園長も務めているそうです。
三つ目は「限界への挑戦」と言うテーマで、もとの大投手・村田兆治さん
島おこしをしているそうで、全国離島少年野球大会の開催を目指すとか。

いよいよ懇親会がやってきました。


半被を着た役員や講師の方々が鏡開きをすると、2300名ほどが集まった懇親会場はお料理とお酒を楽しむ「宴会場」へと変身してしまいました。
夜のお店のママさんたちも招集されたようで、昨夜の綺麗なママさんもまた違った雰囲気でご奉仕をしていました。


県法連青年部・直直前会長の高橋さんと小倉会長・事務局の関さん  晶子ママ


僕は宮崎さんと記念撮影がしたかったのですが、会場で一番目だったのがこの方


村田兆治さんと、右端はお世話になっている茨城県青連の小倉会長

この会場も早々に抜け出して向かったのは、この大会に付き物の「大きな輪」というオフ会の会場となる黒豚しゃぶしゃぶのお店「あぢもり」です。
全国の単位会で、HPを持っているところが公開掲示板に集い、その輪がどんどん拡がってきたもので、今年で5年目になります。
初回は沖縄、続いて郡山、千葉、静岡、そして今回が鹿児島です。

話のはじめは上野法人会さんが音頭を取って、横浜の緑法人改さんと共に声かけをして上野に集まったのです。
「以前、佐藤会長に会ったのはこのときだ」と思い出したのは、大きな輪の会場に折谷顧問と共に表敬訪問をしてくださったときでした。
会長が各会の懇親会に挨拶に廻るというのは、どこぞの団体と似ているのですが、ほとんどの会員はそこのOBであるからして、違和感は無いのでしょう。


  緑法人会の横井さん   鹿児島の隣町・鹿屋肝属の重永さん

半田法人会の沢田さんと佐藤会長&折谷顧問


半田法人会の部会長はご覧の通り美形の竹内さん、横井さんと左端は旦那さん


このあと、古いメンバー数名でパブに行って飲んでいたら、次回鳥取大会の大会会長である桑原さんほか、鳥取の幹部の方々と意気投合して合コン状態でした。


来年の再開を約束しての、桑原さんの乾杯でお開き


翌日は観光と帰宅の日。
水戸法人会の方々がチャーターしたジャンボタクシーに便乗させていただき、観光です。


車窓から見える桜島にも、南国の象徴である[やしの木]が写っています

まずは「知覧武家屋敷」の見学です。

水戸の方々と 佐多民子さんのお宅のお庭です

いつも元気な水戸の方々

おっとりした運転手さんの解説でのんびりと散策しましたが、そこに人が住んでいるところを見学するのも緊張するもので、なんだか落ち着きませんでした。

「知覧特攻平和会館」に行くと、そこは「戦争でこんなことやあんなことがありました」のオンパレードで、悲しい記憶だけを塗りこめた壁のようなものの前に、僕は立ちすくんでしまいました。
展示品や特攻隊員として散っていった方々の遺影、形見の手紙などにはあまり悲哀の感情が湧きませんでしたが、隣で見ていた姉妹が自分たちの祖父の遺影を見つけて、声も無く涙しているところを見てしまった時には、いつの間にかじーんと来ていたのです。

 
 館内は撮影禁止なので、外からパチリ     平和の鐘の前で平和を願う僕

僕は、当時も今も変わらぬ「送り出す女性たちの深い悲しみと諦め」のようなものを感じ「戦争はしないほうがいいな」と、漠然と思うのでした。
国や家族を守る戦いには勇者も存在するのだけれど、必ずそれ以上の悲しみが付きまとうのだろうから。
今、盛んに討論されている自衛隊の派遣問題をイメージして、いつの世も戦争にまつわる思いには暗澹たる気持ちにされました。


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