社員の皆さんへ                    2003.10.1

                                     日立精錬梶@煙山 弘

 

<松木安太郎さんのお話を聞いて>

 

 日立商工会議所青年部の事業で、元サッカーの名選手で、監督業も歴任されてきた

松木安太郎さんをお招きした講演会を聞いてきました。

 

松木さんは身長が低いことを気にしていたところに、低身長でもガッツがあれば活躍

できるサッカーに出会い、コンプレックスを打破するために頑張ったとのこと。

僕は逆に、低身長なのにバレーボールと出会って、背の高い人たちの中で如何に

頑張れるかに賭けて、燃えた青春時代をすごしたのですが。

 

プロは結果を出してこそ評価をされるのだけれど、チームも組織もゴールに向かう

道はひとつではなくて、そのどれもが正解とは言えないのだそうです。

しかし、どんな世界でもプロセスを大切にしていかなければ、決して良い結果は出せ

ないのも事実なので、答えの無い努力をコツコツと続けることが、プロの仕事だそうで、

自分に不足している部分を見つけて、どうやって埋めていくかを考えて努力を続けること

から、誰にも成功する可能性があるともいえるので、辛くても頑張ることが出来るとか。

 うちの会社も、安全のため、顧客の満足のためにできることはいくらでもあるはずです

から、毎日の繰り返しの中で答えは出ていないようですが、クレームや事故の無い事が

実は明確な答えなのだと、自信を持って毎日を暮らしたいものです。

 

人間には二つの限界があり、身体的な限界と精神的なものがあるとも言われました。

この限界というものを抜けたところに、プロとしての能力を開花させる可能性があるので

自分で限界を作らずに、もうひと踏ん張りする習慣をつけたいと僕自身も思うのです。

たとえ素晴らしい能力を持つ人がいても、チームの中で協調が出来なければ勝利は

巡ってこないのが団体競技でありますから、助け合い、励ましあって仕事をする姿には

実力以上の成果が現れるのではないかと期待しています。

誰もが必要とされるチームを作り上げていかなければならないのが監督(経営者)の

仕事ですから、一人ひとりの実力と可能性を認めた上で、全員を適材適所に配置して

効果的な作業ができるようにしていきたいと思っています。

全員が「安全・顧客満足」という目標のために努力を続ける、プロ集団と言えるように

今日も努力を続けて行こうではありませんか?

                  

今日も明日もご安全に!


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