社員の皆様へ 2007・ 11・ 8
日立精錬 ・ 煙山弘
いつも安全で、より効率的な仕事をしてくださり、ありがとうございます。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ
そうしたら、誰もきみを下足番になどしておかぬ」
社員さんにこう言った社長さんがいました。
物事には順序というものがあって、すべてをこなせる若い社員などいる
わけもなく、誰でも小さな仕事を積み重ねていくうちに体験から学び
成長をしていくものです。
段階を踏んで成長していく中でも、精一杯の努力をした人は成長の
スピードも速く、また、成長のステップも大きくなっていくものだという
たとえ話しとも読めます。
当然、そんな「頑張っている人」をいつまでも雑用係にしておくのは
もったいない訳で、見逃していたとすればそれは、上司や経営者が
物事や人を良く見ていない証拠です。
生きているのは自分ひとりじゃない
どんな人の周りにも、家族や親戚、町内の人や仕事仲間がいます。
車で道路を走っているときにすれ違う車や歩行者を見て、それが家族や
親戚、恩師や社員さんだったとしたら、自分はどんな運転をするのだろう?
実は私、最近はそういう意識で生活をしています。
すると、すべての人に対して、分け隔てなく優しい気持ちでいられるし
こころ配りもさりげなく出来てしまうのです。
気配りをしても優しくしても、誰も見てはいません。
相手にしか伝わらないことですから、してもしなくても誰も気にしないでしょう。
しかし、自分はいつも自分を見ているのですから、誰の目に留まらないことでも
自分の良さも至らなさも知っています。
「優しい自分、他人をいたわることが出来る自分」
そういう一面を持っている自分がいることを、認めてあげてください。
人間が努力して防げる事故には限りがありますが、安全意識を持って
行動し続けることで、更に安全への道を確かなものにしていきましょう。
今日も明日もご安全に!
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