社員の皆さんへ                              2015・ 6・ 8                                      日立精錬  煙山 弘

 いつも安全で確実な作業をありがとうございます。

「会社の歴史は、人の歩みと共に」

今の日立金属(株)電線工場が日立製作所だった頃、68年ほど前から続く我が社の歴史を紹介しましょう。

第二次世界大戦の終盤は軍事工場だった日立の各工場では、不要になった戦闘機などの部品がスクラップ

として発生したので、日立製作所の社員だった祖父と水戸工業高校の冶金科を出た父が、払い下げを受けて

アルミの鍋などを作ったのです。         

物の無い時代でしたから、東京に売りに行くと飛ぶように売れて、それを元手に会社の基礎となる煙山商店

を作ったのです。

昭和28年に電線工場が日立電線株式会社になって、インフラ整備の役目を背負った時から共同研究を

したり、構内での溶解作業を請け負ったりしました。 

その後は昭和30年に日立精錬株式会社を設立して、日立電線殿の成長と共に多種多様なお仕事を頂きなが

ら今日を迎えています。

日高工場での海底ケーブル用の鉛合金の製造では、一日に40トンもの製造をした時期もありますが、

コスト削減と環境汚染の観点からその中身も変わってきたのです。                  

 資材課(旧・調達課)からの依頼でフォークリフトの運搬作業を請け負ったのですが、その後に出来た

電線発送〜電線物流〜ロジテック〜という管理会社の元で作業をする事になりました。                    

 色々な部署の方々から依頼を受けて多様なお仕事をしてきましたが、根底にあるのは感謝の気持ちです。

頂いた仕事を大切にして、現場のお役にたてるようにと心を砕いてきた先輩社員さん達が築いてきたこの

会社ですから、私たちもその心意気を持って仕事を続けて行きましょう。


 もう梅雨入りが近いと思います。

体調管理と治具やリフトの整備を怠る事のないよう、よろしくお願いいたします。

 
    ・・・皆さんの願が叶い、こころ豊かに過ごせますように・・・

    すべての人のために、今日も明日もご安全に!


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