第8期サマーフォーラム報告(概要)
研修委員会 所掌
1.日 時 平成15年8月5日(火)・6日(水)
2.場 所 東京・新宿地区
3.講 師 泉田 豊彦 氏 (株)泉田事務所 代表取締役社長
4.総合テーマ 「新宿ツアーU〜新たな変化を探る」
昨年行った「新宿ツアー」を基に1年を経過した時点でどのように変化したか、定点・定物観測の
観点から、時代の変化と生き残りをキーワードに新たなる発見(気付き)を得るよう、色々な視点
から研究する。
5.参加者 15名
6.内 容
第1日
(1)ガイダンスセミナー(11:00〜12:20)
1)総合テーマを基に各業界を代表する店舗を実地に体験することにより各業界の店舗戦略を探り、
比較対照することにより特色・差異の根本を明確にし、その結果を、今後の事業展開へ活かす
ことを目的とする。
2)比較対照店舗を探るポイント
業 界 対照店名 立地場所 ポイント 3)トレンドキャプチャー(視点)
@ 違いが判る店の見方・街の見方
A:定点観測(同じ所で同じ物を長期間見る)
B:定物観測(同じ物がどのように変化していくか長期間見る)
C:「客・店・商品」の一致
自分の好みで売っても「客・店・商品」が合わなくては売れない。
探る方法(例)
ア:比較する店の商品を買ってみる。
イ:行列のできる理由を探る。
@ トレンドを知る
a.最新現象から時代の変化を知る。
b.その変化は自分の業界にどのような影響をもたらすか。
c.自社への仮説を立てる。
↓
他の業界を見て、自社への仮説を作る。
A 感性を磨く
a.良いものを見る
b.本物を体験する
c.人気の場所へ行く
d.買ってみる
(2)ツアー(13:00〜17:00)
1)比較対照するポイントを基に対照店舗を体験し相違点を探る。
第2日
(3)まとめセミナー(9:00〜11:45)
1)時代の変化は街に現れる。
顧客は変化しているが何を求めているか、現場に行かなくては分からない。
現場に行き「本音」を探る。
そのための手法として「定物観測」を活用し発想する。
@ 収益性の高い業態を考え伸ばす。
A ビジネスユニットとコンビネーションを考える。
B 自社に合せた会社組織を創る。
名称にこだわらず強化したい部門を強調する。
値引きに感じられるが、貯めたポイントを使わない客もいるので値引きより良い。
また、元値をいじらなく良い。
2)時代の覇者は一等地へ出たがる。
3)「客・店・商品」を一致させ「立地・客層にあった品揃え」考え
同じブランドでも、訪れる客層にあわせた品揃えを考える。
4)「ゼロ」からの発想は難しい時は、成功した事例を基に発想していけば良い。
5)変化できる企業になる「5つの鍵」
@ 好奇心
A 挑戦心
B 競争心
C 発想法
D 実行力