法人会・全国青年の集い・鳥取大会
                                         2004・11・18〜19

 今年もこの季節が来ました!
法人会青年部の活動指針となる「全国青年の集い」
この集いに来るたびに、僕は自分の実力のレベルを感じます。
人間的に素晴らしい各地法人会のメンバーを見るにつけ、自分と比較してしまいます。
また、各法人会で行っている活動や、会員拡大の実績を見るにつけ、やはり
日立の実情との比較をしてしまうのです。

 それが努力不足の結果なのか、仕方ない実情なのかは明言したくありませんが。

 さて、電車に乗り継いで8時間、鳥取の町に降り立ったときにはもう夕闇が迫り
僕を岡山から運んでくれたディーゼル列車「スーパーいなば5号」での騒音と振動は
僕の三半規管を適当に刺激してくれたらしく、お酒も飲んでいないのにフラフラでした。

              
                    お世話になりましたね〜

 さて、部会長サミット第一部の会場である鳥取県民会館小ホールに入ると、すでに
飛行機でやってきた茨城の仲間も用意万端で元気に並んでいました。

 僕たち青年部のトップである全法連青年部会連絡協議会・佐藤一也会長の挨拶に続いて、
講演をしてくださったのは財務省主税局総務課企画官の渡部晶さんでした。
かいつまんで言うと、「人口の変化と税収の関係をわかりやすく教えてくださった」かな。

         
        若いキャリアさんですから、ご本人の意見などを聞きたかったですね

 僕は宿を20キロも離れた岩見という駅からさらに山に入ったところにある「岩井屋」さん
というところにとったので、評判の岩風呂と郷戸料理を堪能すべく、電車に乗って一路
お宿を目指しました。

 深さ1mもある静かな佇まいのお風呂には、湧き出る源泉が流し込まれています。
僕はとりあえず一風呂浴びて夕餉の席につきました。

               
               これを一人で食べても良いんですかぁ?

 刺身に丹波牛のステーキ、山菜の煮物に加えて別注の松葉ガニ(ズワイです)が鎮座。
ビールの後に日本酒を2合だけのみましたが、酔いと満腹で最高に幸せですから
またお風呂に入りましたが、夕食の間に男湯と女湯を入れ替えてあり、さらに広い浴槽で
泳ぎ、浮かび、寝転がっていました。

           う〜ん、ここって天国じゃないのかぁ……

 もちろん、朝風呂も戴きました。温泉に来たら、お風呂に3度は入らないとね。
岩井屋さんは「祝いや〜」とも呼ばれているそうです。めでたいめでたい!

               
              僕の部屋の面倒を見てくれた仲居のよしこさんと

 さて、鳥取に戻ると部会長サミットの第二部の時間です。
アンケートとグループ討議を繰り返して、税金に関する意識や法人会の活動について
部会長同士、ノウハウや考え方を共有してゆく作業が始まりました。

             
       絶妙な進行をしてくれた鳥取の直前会長(左)と税理士さんのコンビ

     
           グループ討議の発表をする座長さんと、部会長さんたち

 お昼には茨城県の部会長さんたちが一堂に会しての「かに尽くし」となりました。
地元で有名な「たくみ」というお店に予約を入れておいてくださった方のおかげで、
僕までご相伴に預かる幸運に恵まれて、またまた天国気分を味わいました。

           
        これはカニスキの具材。 甲羅の中のカニ味噌が、最高っす!

 会場の前で日立から駆けつけてくれた鈴木理事(広報委員長)と合流をしました。

       
            義理堅い鈴木委員長と笑みも板についた僕(?)

 さて、本大会が始まると気分も一新されて、厳かな雰囲気を楽しみました。
 
     
               来賓を背に大会実行委員長の開会宣言

 次年度開催地の石川県法人会連合会が大会旗の伝達を受けると、会場は芸能の
雰囲気に包まれ、自然に「来年もまた行きたいな」と思いました。

      

      
      部会員も三味線を弾き笛を吹く、芸者さんがリードをして完璧な舞台でした。

 続いて記念講演会があり、建築家の安藤忠雄さんをお招きしました。
氏は独学で建築を学び、世界各国から評価を受けて多方面の建築を手がけています。

          
        映像も交えて、建築や行き方にまで言及してくれた安藤さん

 続いては、来賓として歓迎のお話を下さった鳥取県知事・片山善博さんと安藤さんの
対談が実現しました。

          
         物静かな二人の対談だけれど、言葉の重みは凄かった!

 内容は住宅や生活から見た生き方、数度にわたる災害から見た心構えなどについて
深い想いの数々が披露されて、それをお互いに確認しながら進む対談によって僕たちは
両氏の強く優しい人間的な部分に強く惹かれたのでした。

 大会はここで終了し、懇親会の会場へと移動をすることになりました。

 さて、これからが懇親の本番です。
駅前から歩いて数分の「こぜにや」という割烹旅館に移動して、毎年恒例のオフ会である
「大きな輪」が開催されました。
これはHPを持っている(すべてじゃないけれど)法人会の交流の場として、数年前に東京で
現在の全法連青年部会連絡協議会の会長である佐藤一也さんが、横浜の緑法人会の
横井さんとネット中継をしながらの会議を開催し、やがてオフ会が発足したものです。
オフ会自体は発起後の沖縄大会から続いておりましたが、小生はすべて参加をしているのが
唯一、僕が法人会活動の中で「自慢できること」なのです。  (をいをい……)

        
     「大きな輪」の歴史を語る、今回の幹事をしてくれた東京・豊島法人会の上妻さん

横井さんが病気のために不参加とのことで、その思いも交えてなのか、熱く語ってくれました。
遠い鳥取の地で幹事役を引き受けてくださった心意気に、会場の皆さんも感謝をしていました。

       
      横井さんと会を盛り上げてきた、半田法人会のOB沢田さんによる乾杯!

            
     残念ながら不参加の有名人、鹿屋肝属のしげさんからの差し入れ

 昨年の鹿児島大会ではご当地の「しげさん」が幹事を務めてくださって、大盛況でした。
それ以来「芋焼酎にはまった」会員も多いと聞きます。(ね、志賀さん?)
差し入れで戴いた美味しい芋焼酎をご馳走になって有難いのですが、ご本人に会えない
のはとても寂しかったですよね。

            
 全法連青年部会連絡協議会・直前会長の折谷さん(左)を紹介する会長の佐藤さん
 いつもお越しいただき、ありがとうございます。


         
       会ったばかりなのに「ケム〜」と呼んでくださる年上の加藤さん
       (ピースの方)を「欽ちゃ〜ん」と兄弟のように振舞う無礼な僕。

   
      
         サッポロからお越しの札幌北法人会、鈴木部会長の自己紹介

            
            仙台北法人会の人気者・志賀部会長も元気!

 なお、今回は新潟県連の会員さんは全員欠席ということになってしまいました。
県連として、復興を優先させようということらしいので、帰り際に義捐金を集めたところ
皆さん、結構な金額を拠出しておりました。
もちろん佐藤会長も折谷直前も、大枚をカンパしてくださいました(感謝!)

 石川での再開を約束して、60数名は夜の鳥取に消えて行きました。
僕は日立の鈴木委員長と二人になってしまい、茨城の面々が飲んでいるというお店
スターライトバー・ソレイユ」に到着……
しかし、彼らはもう次の店に移動するとかで、近日の再開を誓ってお別れしました。
いい雰囲気のお店なので、ゆっくりと飲んでいたかったのですが睡魔に襲われてしまい
12時を回る前にお開きとなりました。 (明朗会計でGood!)

      
          「ソレイユ」のまいさんと。 広報委員長が撮ってくれました!

 法人会の活動は基本的に「税に対する認識を深める」ことなのですが、会社の存続に
拘わる法律の改正や節税対策などの情報をタイムリーに得られる団体でもあります。
「法人会に入って、何かメリットはあるの?」という質問ではなく
入って学び、さらに「もっと何かないの?」と聞いてほしいと思うのです。
入っている会員にも、出来れば自らの判断で学ぶ姿勢を選んでほしいと思うのです。

前に、部会員に送ったメッセージをコピペします。

 税務署のスタンスは
1) 広報   税に関する法律の変更や改正などを広く知らしめる
2) 相談   納税や申告書作成のために訪れた市民の相談に乗る
3) 調査   公平な納税をしているかどうか、調査する
4) 指導   違反・解釈の違いがあった場合に指導、徴収をする

ということは、広報の時点で知り得なかったことは、必要がなければ知らないままで
旧知の情報や勘違いによって、大事なところで「解釈の違い」が起ってしまうのです。
法人会に所属する利点を十分に活用して、経営や相続に必要な情報を自ら獲得し

理解が不十分なところは税務署員に聞いて明確にいくべきだと思うのです。

 わざわざ日立から付き合ってくれた鈴木委員長には、日立で恩を返しましょう。


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