現地研修「奥久慈大子の歴史探訪と紅黄葉寺社巡り」
 
平成28年11月17日 
行程:
  豊浦交流センター(7:00出発)⇒ 大子永源寺 ⇒旧上岡小学校 ⇒玉屋旅館で昼食 ⇒大子郷校跡⇒
  高徳寺⇒慈雲寺⇒近津神社⇒関鉄之介歌碑⇒豊浦交流センター(17:30着)

研修概要:
1.本年度第2回目の現地研修。参加者は賛助会員に頼ることなく会員のみ26名で大盛況でした。
2.車中研修:橘顧問,橋本会長より ご用意頂いた資料等を用いて、次のような内容について解説を頂き
  ました。
 (1)大子地方の歴史(橘顧問)
  @古代〜中世〜近世に至る主な出来事
  A近代:明治22年 市町村制 昭和2年 水郡線大子町まで開通、同9年 郡山まで
  B現代:昭和30年 大子町大合併、昭和51年 全国植樹祭 
 (2)本日の見どころ,研修どころ(橋本会長)
  @永源寺、A旧上岡小学校、B大子郷校跡、C高徳寺、D慈雲寺、E近津神社 等に関しての事前解説

 早朝より快晴で温かく絶好の見学・研修日和でした。
お目当ての永源寺の紅黄葉は、やや峠を越していましたがそれでも目を見張る美しさでした。 

村上さん纏めの一句 『天気よし 講話尚よし 永源寺;魚友』                                                                                                                       以上
  
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永源寺:文安3年(1446)に創建された曹洞宗の寺院、通称”もみじ寺”。 大子七福神の一つ:弁財天。元治元年(1864)天狗・諸生党の戦火で伽藍の大半が消失。現本堂は昭和28年再建。弁財天は手が八臂(はっぴ)あるところから”八臂弁財天”とも言われている。 ”もみじ寺”の名に相応しく、境内は赤色や黄色に 色付いた紅黄葉(もみじ)に埋め尽くされていて壮観。いい顔で集合写真 旧上岡小学校: 明治44年(1911)築の木造校舎。映画,ドラマ等に多く利用されている他、地域住民の陶芸や絵画教室等にも活用
旧上岡小学校:県北芸術祭会場の一つ。
田中信太郎氏作「沈黙の教会、あるいは沈黙の境界」 《漆黒の沼》 《マリアの泪》
大子郷校跡(文武館文庫跡):文武館跡の大ケヤキは現大子小学校の グラウンドの端に、3本立っている。(県指定天然記念物) 高徳寺:永禄元年(1558)開山。曹洞宗。
山門(4本の欅の四脚門)は室町時代末期の建築様式。大子七福神の一つ:恵比寿
高徳寺:抱き合いの樹
写真中央の樹は樫(カシ)と榧(カヤ)が抱き合うような仲良しの樹
慈雲寺:仁平2年(1152)開山。真言宗、智山派。山門の脇に唐金の仁王が立つ 。徳川家の加護を受け隆盛を誇った。大子七福神の一つ:三面大黒天(弁財天・毘沙門天・大黒天) 十二所神社:神亀4年(727)開発守護神として祀られた。参道にある通称「百段階段」を舞台に、絢爛豪華に約1000体のひな人形が飾られる。(毎年2月〜3月) 近津神社:祭神;級長津彦命慶雲4年
(707) 日本武尊の創建。御神木(鉾スギ;源義家が奥州平定に赴く際鉾を立掛けた)、
および御田植祭(田の神に感謝する早苗饗)が有名
桜田烈士関哲之介の歌碑:水戸浪士、万延元年(1860)桜田門外の変の現場指揮官。
「河鹿鳴山川みすのうきふしに あわれははるの夜半にもそしる 平遠」