令和元年度活動記録
期日 研修内容 講師 出席
2/22  1.事務連絡事項…新型コロナウィルス感染懸念に対する予防対策として行事を一部変更する。
(1)令和2年3月13日の例会,総会を中止する。
(2)令和2年4月18日 令和2年度総会,定例会を開催する。
(3)令和2年4月予定の一泊現地研修をを中止し、11月18~19日に実施する。
 
2.講話(2件)
<講話1要旨:多賀郡内における土岐氏 :辻氏>……千葉忠也・空窪寺と土岐氏から
(1)修験大宝院と初代土岐重光
     土岐家の祖重光は長享~延徳(1487-1492)年間常陸に来て佐竹氏の領地内の多賀郡
  小木津村 空窪に住み修験の道を修め大宝院と号した。
(2)重光から4代の玄法、5代玄之、7代玄尤、8代玄教、12代順昭、14代正名に至る土岐家
  の業績について解説。主として神官職として活躍した。

<講話2要旨:令和元年11月に現地研修で訪れた下野国の歴史について再考 :坂本顧問> 
(1)下野国府跡
     国府設置は、大宝律令(701)によるもので10年以内には約60か国の国府が成立している。
  国府の規模も広大で、100m四方の敷地に政庁と付属の建造物跡が発掘されている。
(2)国分尼寺跡
    天平時代に飢餓、農民逃散、蝦夷反乱が続き、聖武天皇は仏教の力で国を鎮めようと、
  741年に勅令を出し全国に国分寺、国分尼寺の建造を命じた。(光明皇后の陰の力)
(3)下野薬師寺
  天武天皇680年の創建と伝えられる。持統天皇の病気の平癒を祈願した寺院。
  「日本三戒壇」と称され、寺領500町歩を付与し、東国随一の大寺院とした。
  称徳天皇の寵愛で破格の出世をした道鏡の流刑地としても著名な寺院。
(4)奈良時代7天皇と主な業績
 (元明:和同開珎、元正:日本書紀作る、聖武:東大寺建立、孝謙:大仏開眼、淳仁:下野薬師寺
 筑紫観世音寺に戒壇院設置、称徳:西大寺建立、光仁:僧徒の行儀 弛廃の取締)について解説

3.役員会
  定例会の冒頭で記した、3月,4月の行事変更確認と会員への徹底について
  令和2年度の年間行事計画(役員改選を含む)について概ね決定:4月の総会で周知する。
      
 抜粋資料はこちら
 辻・
坂本
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1/18  1.連絡事項
(1)橘顧問が1月16日逝去された。通夜:1/18 告別式:1/19
(2)橘顧問が取りまとめておられた「豊浦地方の年中行事」の編集,発行は当クラブで引き継ぐ。

2.講話:矢吹顧問
<講話要旨:車 丹波一揆について>
   時は関ケ原の戦い後、佐竹義宜 出羽国へ国替えに起因してコトが発生
(1)車城・城主の変遷
     車城の築城:…鎌倉時代末期の嘉元年中に築城とされる、その後室町幕府の最盛期の
  天授年間に二階堂一族の砥上氏の居城となる。          
  つづけて岩城系車氏の登場など バックグラウンドの解説
(2)車斯忠について
  車城主、佐竹へ帰属、車斯忠、水戸へ移る。……斯忠の強力無双な人となりについて解説
(3)車丹波一揆
  水戸城奪還計画⇒奪還の失敗⇒首謀者の処刑について時系列に解説
(4)一揆後の伝説
  斯忠の弟(善七)が将軍秀忠に見込まれ江戸非人頭に? 、矢車の弥七も関係者か?

3.役員会
(1)4月予定の歴史探訪の旅(現地研修)ついて
     日時:令和2年4月15日(水)~16日(木)
     行先:群馬市富岡市(富岡製紙所他)、太田市(世良田東照宮他)
     詳細は次回検討する。
(2)令和2年度行事計画素案
     資料に基づき概略を検討した。詳細は次回検討する。  
    
 抜粋資料はこちら
 矢吹 15 
 12/14 1.講話:須藤氏
<講話要旨>『BLUE, WHITE AND RED』(前編) --青,白 そして 赤--
                    意味するところは?・・・・・・次回後編のお楽しみ
  (1) 須藤氏は、戦争とは何か「戦争には勝者も敗者もない」という強烈な人間愛から、先の
    大戦に 於いて空中戦で戦死した,アメリカの飛行兵(Sabe Legatosto)と日本の飛行兵(松永
    中尉)にスポットライトを当てて、筑波海軍航空隊戦闘詳報等関係資料の収集 と二人を取り
    巻く関係者に徹底した聞き取り調査を行うなど情報収集をライフワークとして調査研究をされ
    て いる。そして 「戦後生まれのひとりとして平和のために戦争を語り継ぐ」ことを絶対的使命
    として活動されている。
 (2)支援者への感謝
     Mrs.Jana Brown,Mr.Nick Alexander 、サクラメント市の日本人会すみれ会のMr.Tuji等々
 (3)聞き取り調査をした方々
    黒澤シン氏、池田康之氏、飛田邦夫氏、高橋 章氏、高橋 祥氏 他…詳細は配布資料に
    よる。

2.役員会:
      令和2年4月予定 の一泊現地研修の候補地につき意見交換した。
     まだ現地研修を実施していない 千葉県、新潟県等いくつかの候補地が挙げられた。
     実質的な検討は次回以降の役員会で行う。

3.忘年会
     研修会の後、恒例の忘年会が午後5時より 「千歳寿司」にて行われた。
     
 抜粋資料、研修会,忘年会の状況はこちら
 須藤 18 
 11/21  現地研修「栃木・下野方面の歴史探訪」  
<研修先>

    豊浦交流センター(6:50発)⇒岡田記念館⇒下野国府跡資料館⇒琵琶塚古墳、摩利支天古墳⇒
    下野国分寺資料館、国分寺跡⇒豊浦交流センター (18:00着)
     天平の丘公園

研修概要,写真等詳細は現地研修記録へ  
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10/19   <講話要旨:川尻天頭山の湯殿山石碑> 
(1)天頭山(てんとうやま):付近の広場には現豊浦幼稚園がある。
  ⅰ)川尻にも湯殿山を信仰する修験者が居たことは天頭山の頂上付近に湯殿山石碑があるこ
     とで分かる。天頭山は大日如来につながり、村人たちが五穀豊穣を祈る場所として天頭山の
     頂上に祭壇を設け天道念仏を唱えたものと推察される。   
  ⅱ)天頭山は南西側の折笠との境から始まって北側の成田山で終わる海抜約20mの小高い丘
     で、頂上に湯殿山石碑があり、その付近からは川尻の家並みと太平洋が一望できる。
     (添付資料写真参照)       
(2)湯殿山石碑と広場との関係
    太平洋が一望でき、日の出が拝めるという広場の場所は湯殿山信仰の行場(行を行う場所)
     として絶好の場所と考えられる。
       石碑の長い碑文は、当時の修験者が出羽三山から湯殿権現を勧請したとき、石塔に請願
     文を刻んだため14文字と長い文になったのではないか。(海野氏推察)        
 
3.役員会
(1)令和元年年11月21日(木)予定 の現地研修:日時、行先、行程、予算等決定
       行      先  :栃木市、下野市方面の歴史探訪
       見学場所::岡田記念館、下野国府跡と資料館、琵琶塚古墳 他計6ケ所
       参加人数(予定):26名,   会費(予定):6,500円
(2)三世代文化祭への参加 :11月2日~3日  活動状況を表すビラを展示する。
(3)ふるさと再発見ウオーク
    期日:平成31年11月23日(土), 行程、説明者等決定
   
  抜粋資料はこちら
 海野
(小林)
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9/21   1.講話(2件)
<講話1要旨:日立の徳川史跡 :金谷氏>
(1)「日立」という名前の由来……元禄8年、光圀が神峰山に登った時見た日の出に感動して
      名 付 けた,というのが有力な説
(2)日立の主要な徳川家史跡(20ケ所)についての説明
      川尻港、栄蔵小屋跡、大雄院、神峰山、御岩神社、……泉ケ森、大甕神社、久慈浜 等々、

<講話2要旨:徳川家康研究 :橋本会長> 
(1)徳川家康の出自:松平氏発祥伝説より……在原信盛に遡る。
(2)源氏に引きつけた系譜:戦国大名であった松平家康は、永禄9年に朝廷の許可を得て徳川
   氏に”復姓”し、徳川家康を名乗る。
(3)家康の遺命:家康の思い;歴史に明るく、故事を重視。北辰(北極星、帝居・天子)を信仰
(4)家康の霊廟と墓:久能山東照宮、日光東照宮、(境市)南宗寺、(岡崎市)大樹寺
(5)東照宮を巡る聖なる3本のライン
     ①江戸--日光(東照宮)--北極星
     ②久能山(東照宮)--鳳来寺山(東照宮)--岡崎城(大樹寺)--京都・大阪・境
     ③御前崎--久能山(東照宮)--富士山--世良田(東照宮)--日光(東照宮)   等々
  
3.役員会
  令和1年11月21日(木)予定 の現地研修:日程、行先、予算等の検討
  当初案の太田市方面は費用面等の問題から栃木市方面に変更することになった。
  2案ほど提案されたがさらに検討し、次回最終決定する。
    
 抜粋資料はこちら
金谷・
橋本 
19 
8/17   納涼会
・年年歳歳 8月は納涼会、今年も「千歳寿司」で,開催された。出席者22名。昨年の夏も
  暑かった が今年の夏は格別で、40℃を超える猛暑日が各地に続出した。幸いここ千歳
  寿司は海岸に近く猛暑に至らず、快適な環境のもとビールも料理も美味しく頂けた。
・17時、川合幹事,橋本会長のご挨拶に続き、立川氏の乾杯の音頭で宴会が始まった。
・おしゃべりに熱中している間にいつの間にか2時間が経過した。
・金谷副会長の中締めで19時にお開き。

 ”魚友”氏(村上孝洋さん)より俳句の披露があった。
  『日米の夢の懸け橋 Dr.須藤』 
      注) 須藤氏は9月アメリカで、先の戦争時の那珂湊戦に於ける米兵の身元確認(遺骨)に関する講演をさtれる。

 
・会費 男性4,500円,女性4,000円

 納涼会の情景はこちら  
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7/20   1. 講話
 1)「大津町の神社」
    北茨城市の町別神社数:大津町22社、中郷18社、華川町13社 等8町で他計86社
 2)大津町の神社
    諏訪神社、三峰神社、安波大杉神社、金毘羅神社等主な神社について写真を交え解説。
   大津町の人々は正五九(ショウゴク)と通称される一月・五月・九月のお日待ちや夏ヨマツリ、
    祈願の際に宇社(小社、小祠)を訪れ、生米や酒を奉納していた。
    参拝者の多くは漁業従事者を夫に持つ女性たちで、大漁祈願のため小社を参拝した。
 3)佐波波地祇(さわわちぎ)神社
   創建は1200年前の齋衝・天安の頃とされる由緒ある神社で、数度の修復が行われ今日に至る。
  ・御神徳 :六主神一体となり国家鎮護・国運開発・万物声明の守護・目的達成・海上守護・家内
   安全・交通安全・民業(海業農業商業工業等)の祈願の萬願を成就し守護する,という。

2.役員会
  ・11/23(土)実施の「ふるさと豊浦再発見ウォーク」ルートについて
    川尻御殿跡等10箇所の説明者 仮選定
  ・秋の日帰り現地研修日程(11/21(木))について研修先等詳細検討。
    富岡製糸場、貫前神社、こんにゃくパーク、太田市歴史公園に仮決定。
                                                                                         
  抜粋資料はこちら                                                           

19 
 6/15

1. 講話
 ・「江戸時代初期豊浦地方の寺院」
   各村々にいくつか寺院があったが、光圀の指示で破却など今は場所も不明である。
   砂沢村の寺院:・真言宗宝善院・行存房
   折笠村の寺院:・真言宗福善院・真言宗行善院・山伏蓮華院
  ※教材「豊浦の歴史」129頁に掲載あり。詳細は資料参照。
 ・豊浦地方の年中行事:毎月行われる行事内容の解説を10月を目途に編集中。

2.役員会
  ・11/23(土)実施の「ふるさと豊浦再発見ウォーク」ルートについて相談。
  ・秋の日帰り現地研修日程:11/21(木)決定。場所は次月役員会で決める。
                                                                                         
  抜粋資料はこちら                                                              <文と写真は川合康雄氏>

橘   19
5/18 講話
<講話要旨:陸の暮らし2  折笠の庵では>
1.折笠の庵 場所……折笠岡(折笠村=岡壺、浜壺、筈)の中央、折笠公民館の隣
  1)江戸時代から庵:行屋(修行僧・修験者などが行をする家)に於いて念仏が行われていた。
  2)庵には阿弥陀如来(十六夜講)、如意輪観音(十七夜講~二十二夜講)、勢至観音菩薩
  (二十三夜講)、不動明王(中坪町内の神)、子安地蔵等六地蔵が安置されている。  
2.オンボンケイの歴史
  1)数珠繰りのことで、オンボンケイともいう。アンズの実位の木の珠を麻縄で通した6メートル
  ほどの大数珠を鉦を叩く音に合わせながら5~6人で右に手でまわして拝む。その時唱える
    のが「オン ボンケェ ペルシヤナ ナカモダラ、マニ ハンドガ ジンバラ・・・」と何回も繰り返す。
    これは、昔この村に伝染病がはやって困り果てそのために行われたという。

   この他、念仏の正体、念仏が始まった時代等念仏に纏わる解説があった。

 抜粋資料はこちら
小林
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 4/
17-18
 現地一泊研修「駿府城址ほか駿河の国史跡探訪」

 <日程と研修先>
<1日目>
豊浦交流センター(540出発)⇒臨済寺⇒遊蕎庵(昼食)⇒静岡浅間神社⇒
島田宿大井川川越し遺構⇒焼津温泉「焼津グランドホテル」(1630着)
<2日目>
焼津グランドホテル(830出発)⇒登呂遺跡(車中見学)⇒駿府城址公園⇒
久能山東照宮⇒清水港まぐろ館(昼食)⇒豊浦交流センター(1840着)

研修概要,写真等詳細は現地研修記録へ                                   
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3/9 1.総会議事
 1)平成30年度会計決算報告(辻):配付資料による。(略)
  H31年度への繰越し:120,008円(昨年度より19,871円増)
  なおH31年3月より新年度となる。
  平成30年度活動結果:「郷土史探訪クラブのホームページ」ダイジェスト資料による。(略)
 2)平成31年度行事計画(含む役員:平成31年度は役員改選の年、但し変更無) :配布資料による。
 3)会員異動 :会員名簿・連絡網: 配布資料による。
   H31年3月、成田 龍一氏が退会され、山口 芳弘氏が入会された。(計29名)
 4)探訪クラブ規約改正…今回は改正なし。
  
2.講話(2件)
<講話1要旨:佐藤氏>
1.長者山遺跡の国史指定について
  1)国史跡の指定を受ける迄の経緯:史跡指定場所、面積、国指定史跡の名称等
  2)史跡の概要
2.常陸風土記について
  1)風土記の作成時期、内容、作者(誰が・・・)
  2)常陸風土記における”ヤマトタケルノミコト”
3.長者山遺跡について 等

<講話2要旨:橋本会長> 
  駿河國の史跡探訪と題して、下記 見学・研修先の事前学習として写真により解説
 1)駿府城跡(駿府公園)
 2)臨済時
 3)静岡浅間神社
  4)島田宿 大井川」川越遺跡
 4)久能山東照宮等  
  
3.役員会
  平成31年4月17日(水)~18日(木)予定 の一泊現地研修:日程、行先、予算等最終の詰め 
  
 抜粋資料はこちら

佐藤
橋本
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