石岡の史跡巡り

平成18年10月21日

坂本会長記

石岡は今から千三百前の常陸国の国府であり、国衙跡をはじめ数多くの史跡が存在する。
その中で代表的な史跡、施設を巡回した。最初は国衙跡の発掘現場の観察。埋め戻す直前
グッドタイミング。次に陣屋門(文政11年建立)前で、府中松平家についての解説あり。
水戸徳川初代頼房の五男、頼隆(光圀の弟)に始まり、御三家の分家で御連枝と呼ばれ、
二万石ながら格調高かった。

 次の民族資料館では、「鹿の子遺跡」について詳細な説明がされた。ここまでの解説は
浜田先生で、以降は井坂先生の案内により常陸国総社宮から、国分寺跡、国分尼寺跡を巡回
した。国分寺、国分尼寺は国の特別史跡文化財。国分尼寺の敷地の広さに目を見張ったが、
国分寺はその四倍の広さというからただ驚くばかり。全国でも最大規模の寺院であったと
思われる。両先生の懇切丁寧な解説に感謝致します。

風土記の丘での昼食は満足でした。松茸の炊こみご飯、テンプラ、香の物、くずもち、熱い
蕎麦の後、うす味のコーヒーを味わい、思わず顔がほころんだ。