現地研修「小木津地区探訪」  
 
平成25年6月15日 

 本年度第2回目の現地研修。今回は今まで探訪したことがない,川尻・豊浦地区に南接する小木津地区を、
坂本先生の案内でマイカー5台に分乗して6か所を探訪した。

豊浦交流センター出発1330分〜終了16

探訪先
@   横内の岩城相馬街道

 この道は小木津地区内はここから小木津浜に繋がっていて、この台地の地名を横内と言い、この一帯に
 縄文遺跡、弥生遺跡などがある。

A   安寿院跡(写真12

 元の泉福寺の跡地、樹齢300年以上のシイの古木があり日立市の指定天然記念物になっている。又湯殿山、
 馬頭観音などの石碑群がある。

B   奥津説神社(写真34

 稲荷神社であるが祭神は事代主命、創設は天文3年(1544年)元禄7年に光圀の命で一村の鎮守となる。
 拝殿には江戸末期の頃の36歌仙の絵馬がズラリ。

C   小木津宿場街道跡

 小木津駅北西側踏切の通りで直線状の道路から往古の宿場道路跡がしのばれる。
 広い道路の中央にかつて人工の小川が流れていた。井戸との繋がりで川井の姓が多い。
D   本陣跡と黄門手植えの松(写真56
 小貫家は小木津宿駅の本陣で庭には黄門様お手植えの松の古木がある。又、黄門様から拝領した机も残
 されている。

E   庄屋宅跡(宇佐美家)(写真78
  古代道路がほぼ直角に左折する所に位置する歴代庄屋の宇佐美家。古文書や元貴族院議員の野口勝一
  書と言われる屏風など調度品がある。

以上                                    文と写真:川合康雄

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写真1 安寿院跡 
樹齢300年以上のシイの古木
写真2 湯殿山、馬頭観音などの
石碑群
写真3 奥津説神社 写真4 拝殿には江戸末期の頃の
36歌仙の絵馬がズラリ
写真5 本陣跡 黄門様お手植えの
松の古木
写真6 黄門様から拝領した机 写真7 宇佐美家。元貴族院議員
野口勝一書と言われる屏風
写真8 同左所有の古文書や調度品