AM8時、18名のメンバーは4台のマイカーに分乗して豊浦交流センターを出発。AM9時、予定通り
額田小学校に到着。駐車場で橘先生と落ち合う。東西・南北ともに1kmに及ぶ広大な城域内に、現在の
額田小学校,額田幼稚園等も入る。3郭を経て2郭へ、周りは7,8mほどの深い堀によって区画されて
いる。さらに土橋を渡り1郭へと進む。1郭の堀は深い所では10mほどある。1郭は150m×130m
ほどの広さという。今なお堀や土塁が部分的とはいえ現存し、往時を偲ぶことができた。
次に一乗院へ。まず高さ16mの毘沙門天が目に飛び込んできた。若い住職の案内で、本堂(身代わり
不動尊),弁財天,大黒天,毘沙門天等の説明を受ける。さらに七福神堂を背景とする美しい庭園・叶い橋
を眺めて一乗院を後にした。
午前中最後の研修先 常福寺・瓜連城跡へ。瓜連浄土宗の寺。水戸家の菩提寺として栄えた。瓜連城は、
現在の瓜連宿全部が城郭内に入るという大規模な城郭だったと想像される由。本丸は常福寺の本堂の位置
にあったと言われている。
午後は、大宮史料館で、市内における歴史資料や遺物を見学。とくに旧石器時代の遺跡として名高い
山方遺跡等の縄文・弥生・古墳時代の遺物の展示が多かった。
次に、部垂(へたれ) 城址へ。とは言っても、大宮小学校校門脇に部垂城の松の石碑、部垂氏の石碑及び
案内板があるのみ。案内板によると、この地(小学校を中心とした地域)が城跡であったことを示してい
る。城の遺構としては、校舎裏側の竹林の中に、空堀と土塁が見つかっている由であるが、今回は見学
しなかった。
最後に、辰ノ口堰,親水公園,展望台を見学した。久慈川の辰ノ口堰は、江戸時代初期に、永田茂衛門・
勘衛門 父子により建設されたものである。
PM3時過ぎ、辰ノ口展望台を後にして帰路についた。(金谷記)
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