現地研修「地元 川尻,折笠,小木津 探訪」   
 
平成25年11月16日 
  本年度第4回目の(現地)研修。会員13名が参加した。今回は地元研修として 川尻,折笠,小木津地区
 の旧跡を見て歩いた。各箇所とも坂本先生のご案内と解説を頂いた。
  午後1時、3台のマイカーに分乗して豊浦交流センターを出発し、つぎの順序で旧跡を訪れた。
 午後3時、豊浦交流センターで流れ解散とした。

1.養 高 園  :大津淳一郎の貴族院議員勅撰を記念して郷里の人たちが建造した。園内には鈴山記念館を
        中心に望楼や記念碑などが建てられた。現在 園全体は日渡家の所有になっている。
2.大津家墓地:折笠村の庄屋は代々大津家が継承していた。初代が東兵衛を名乗り、子孫は庄屋に就任す
        ると東兵衛を襲名した。
3.大東屋敷跡:屋号「大東」は大津の大と東兵衛の東を組み合わせたもの。大津淳一郎の生誕の家屋敷で
        あり、17歳までここで暮らした。
4.日 冬 堂  :地元では「足腰の仏」と呼ばれ、お参りすると足腰が強くなるという。高速道路側道建設
        工事で石碑を発掘し祀る。
5.荻津城(小木津城)跡:切通しがあってその左側から神社に上がる道がある。神社のある地点が一番高い
        所にあり、その背後の山林化している平坦地あたりが郭であったとか。(今回未確認)
6.稗 蔵 跡  :稗蔵を利用して、明治6年ころに小学校を建設したとされている。(正確な年月,場所は
        不明)子供の数は33人との記録があるも、それだけの人数を収容する広さだろうか。
7.瑞 相 殿
   :折笠の台地から日立の海を見下ろせる風光明媚な場所。
 <研修風景> 
養高園にて、坂本先生の説明を熱心に聞く参加者  養高園記念碑 広大な敷地の片隅に設置されている
 丘から東京の方角を睨むライオン像、若者に奮起を望む意図という/養高園  代々折笠村の庄屋に就任した大津家の墓地
 日冬堂 地元では「足腰の仏」といわれている  荻津城(小木津城)跡…写真右側奥
 御富士山/稗蔵跡…明治6年ころ小学校建設  (慈好山蓮光寺)瑞相殿…遠くに川尻漁港が見える