L型エンジン 9月 3日 http://www7.ocn.ne.jp/~yandm/
日産の過去のエンジンで、これ程までに長い歴史を作ったエンジンはあっただろうか。
‘67年の誕生から’85年までと18年間製造されたと記憶します。
最初のエンジンは、3代目ブルーバードに搭載された、直列4気筒1300ccと1600ccの「O.H.C」エンジンでありました。
やはり人気は、直列6気筒シリーズにあると思います。その人気の秘密を私なりに探ってみます。
1,静粛・頑丈なエンジン。・・・・・シリンダーブロックがディープスカート方式であり、ブロック剛性が高い。・・・・・チューニングの粗材として最適であった。(他に機械音遮断の効果も大きい)
2,製造期間の長さ。・・・・・エンジンの玉成・熟成の高さ。市場での部品入手のしやすさ。
3,排気バリエーションの多さ。・・・・・L20・L24・L26・L28 と豊富、輸出専用エンジンもあり。・・・・・排気量アップが容易。(当時は国内外で大流行)
4,機種バリエーションの多さ。・・・・・シングルキャブ・SUツインキャブ・EGI・EGI+ターボ・・・・・チューニングアイテムには困らない。
こんなことは皆さんも既にご存知の筈でしょう。
私の思い出の車の話しでもしましょう。
昭和52年3月登録のフェアレディ Z、2000 ZL。最初はそのスタイリングに惚れ込んで乗っておりましたが、物足りずチューニングに手を染めるのです。その陰には、女とポルシェがあったのですが・・・
知り合いに同じ Zを所有していた友人がいたのですが、ブロックはL28、ヘッドと吸気系はL20を加工も何もしないでポンと載せただけの不思議な組み合わせでした。当然性能的にはL20以下?この友人ある時に、事故ったのでエンジンをくれるというのであった。世田谷まで貰いに行きました。
役得と言うのか、資料を見ていると、欧州輸出専用に L24E エンジンがあることが判明。探しに探して、このエンジンのヘッドとインテークマニフォールド、補機類を見つけ出したのであります。予想通りどんぴしゃでした、感激!普通組み付けは業者に依頼しますが、私は自分で組み上げました。
このままでは当然マッチングが上手くいく筈もありません。燃調と点火時期を理想に近づけたいので、コンピューターを改造し、混合比をダイヤルにて調整可能な様にしました。要求を明確にし、知人の知恵を借りて難なく完成。
性能が出てくると、ミッションが持ちませんでした。これは「レパード」に理想のミッションがあることを調べ上げ製作してもらいました。生産中止直後であり、時間が掛った記憶があります。具体的方法は割愛します。このミッション交換も自分でやりました。
そして車が完成し、この時ほどメーカーに就職して良かったと思ったことはありませんでした。
改造に対する規制緩和策が施行される時、お役人のトップから、「L型は何ccを上限にしたら良いか?」との相談あり、強度・税制の面から3000ccに決定したのは、私です。(詳細は機会をみて掲載します)