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なぜ晴れや曇りになるんですか? |
![]() ![]() 天気というのは、地球にある大気の状態のことなんだ。大気はつねに変化していて、気温や湿度、雲や風など、いろいろな要素によって晴れたり、曇ったり、雨が降ったりするんだよ。新聞やテレビでよく見かける「天気図」というのは、この大気のようすを調べて作ったものなんだ。 とくに大気でいちばん重要なのは「気圧」。これは空気が地表を押す力のこと。簡単にいうと”空気の重さ”なんだけど、この重さは大気の状態によって変化する。「高気圧」「低気圧」という言葉を聞いたことがあるかな。高気圧(重い空気)が近づくと天気は晴れるし、低気圧(軽い空気)が近づくと雨になりやすいんだよ。 |
曇ってどうしてできるの? |
![]() 雲の正体は、空気の中にある小さなチリと水蒸気とがくっついた”水の粒”なんだよ。低気圧の周辺では上昇気流(上に向かって吹く風)が発生し、湿った空気が気流で上空に上がると、急激に気温が下がって水の粒になる。寒いときに息をハ〜ツとすると白くなるのと同じ原理なんだ。 水なのに空中に浮かんでいられるのは、上昇気流に支えられているから。雲が生まれた高さによって、雲の形はそれぞれ違うんだよ。 |
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風はどうして吹くの? |
![]() 空気は暖められると軽くなって上へ上がり、その下に冷たくて重い空気が流れ込んでくる。この空気の移動が風になるんだよ。これは、全体を同じ温度にしようとする空気の性質によるものなんだ。 たとえば夏の暑い日、冷房の効いた部屋のドアを開くと、冷たい空気が外へ流れ出るのを感じるよね。これは冷たくて重い空気が暖かくて軽い空気のほうへ流れるからなんだよ。 |
雨や雪はどこから来るのかな? |
![]() 雲の中にある水の粒が大きくなり、上昇気流では支えきれなくなると地上に落ちてくる。これが雨なんだよ。 雪の中の気温が0℃よりも低くなると水の粒が凍って氷の粒になる。さらに氷の粒に水蒸気がくっついて成長すると結晶になる。これが地上に落ちてきたのが雪というわけ。 ![]() 一方、とても強い上昇気流のために氷の粒が落ちずに雲の中で激しくぶつかり合うと電気が発生する。それがピカッと光ったり、ゴロゴロと音がしたりする「雷」なんだ。 |
台風ってなんだろ? |
![]() 台風というのは、」赤道に近い場所で生まれた積乱雲同士が集まり、大きな渦巻き状になったものなんだよ。これは「熱帯低気圧」というものなんだけれど、毎秒17・2m以上の強い風が吹くようになると「台風」と呼ばれるんだ。 台風の内部では強い風が中心に向かって反時計回り(北半球の場合)に吹き込みながら移動していく。毎年台風が日本に上陸して被害が起きているのは知っているよね。危険なので、台風が近づいているときは外に出ないほうがいいよ。 |