岩手県立盛岡第一高等学校1960年卒在京同期会
在京白堊三五会・エッセイ by きらら

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『花粉症真っ盛り”』


 4月に入って、花粉症の症状が顕著になってきた。3月初めから抗アレルギー剤を
服用しているにもかかわらずである。                    

 そもそも、私の花粉症発症は12、3年前からである。それまで、そういう言葉さ
え知らぬほど何ともなかったのに、その年の4月、今思えばくしゃみ、鼻水、鼻づま
り、涙目、目のかゆみ、のどの痛み、だるさ・・・と花粉症状総出演であった。しか
し、そのときは花粉症なんて思いも及ばず、単なる鼻風邪くらいにしか思わないで、
それにしても(いやに長引くなあ)と思っていたのだが、しかし一ヵ月経っても治ら
ない。当時勤めていた職場の同僚の結婚式が5月5日で、お呼ばれしていたので「こ
んな有様では困るなあ・・・」と心配していたのだが、それが5月の声をきくと同時
にぴたっとやんで、やれやれと安堵したのを覚えている。           

 しかし、それでもその時点では、花粉症と分らずにいたのだが、翌年も又4月にな
ると前記の症状が出、「はて?」と思って、病院で検査してもらったら、立派に?杉
 花粉に反応して、めでたく(かな?)花粉症という診断がついたのである。レベルは、
5段階のうちの4であった。                        

 外見からは、ちょっとやそっとのものには負けないように見える私であるが、たか
がスギ花粉ごときに負けるとは、全く思ってもいなかった!!         
 そして、それから以後は、医者からもらった薬を飲んでも鼻炎薬を噴霧しても、目
薬を点眼しても勝つ見込みなし・・もちろん外出を控えマスクの着用も怠らず・・な
のにである。その上、この期間、頭も重くて思考力もますます衰え、食べ物の味もあ
まりよくなく、最悪の状態である。                     
 そういうわけで、今は花粉の飛散が終わる5月をひたすら待って暮らしている私で
ある。                                  
                              (2010年4月4日)